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全英女子オープン西郷真央が狙う“師匠越え”、首位に5打差5位「気を引き締めて頑張りたい」

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年8月24日 18時21分

全英女子オープン西郷真央が狙う“師匠越え”、首位に5打差5位「気を引き締めて頑張りたい」

西郷真央(C)共同通信社

【全英女子オープン】第2日

 西郷真央(22)が踏ん張っている。

 初日は5バーディー、1ダブルボギーの69で回り、首位と2打差の3アンダー4位で発進。この日は4バーディー、4ボギーの72で回り、通算3アンダー5位と、首位のネリー・コルダ(米国)とは5打差につけている。

「前半はすごくいいプレーができて、スコアも伸ばせていたが、後半から風が吹いてきて、そこからなかなか、距離感だったりショートパットが決めきれなかった。少し悔しい後半だった。残り2日間は、ティーグラウンドも前に出ていた所が後ろに下がる可能性もある。風の影響次第では、簡単になっていたホールが難しくなってくると思う。気を引き締めて頑張りたい」

 こう言った西郷は今季、米女子ツアー1年目でベスト10入り4回。先月のCPKC女子オープンでは、3日目に61と大爆発。2打差で優勝を逃すも、同ツアー自己ベストの2位で大きな自信を得た。現在、CMEグローブのポイントランク22位。ルーキー・オブ・ザ・イヤーの争いではトップに立っている。同2位のG・ラッフルズ(24)は、通算13オーバーで予選落ちした。ここで優勝争いに食い込めば、「新人賞」に大きく近づくことになるが、西郷にとってこの舞台で上位に入ることは大きな意義がある。

 西郷の師匠であるジャンボ尾崎(将司)は、全英オープンに10回出場し、初参戦は1978年(14位)。会場は今回のセントアンドルーズ。ベストフィニッシュは翌年の10位だった。

「ジャンボはその後、聖地の全英に2度(90、95年)出場したが、いずれも予選落ち。風が苦手のジャンボは、リンクスで行われる全英が大嫌いだった。風だけでなく、雨や寒さなど、コロコロ変わる天候も全英嫌いの理由でした。ジャンボのライバルだった青木功は、そういう悪条件をまったく苦にせず、リンクス対策のためにわざわざ河川敷で練習し、1ケタ順位が3度あったのは有名です。ジャンボに指導を受ける笹生優花(23)は全米女子オープンを2度も勝って、師匠を驚かせたが、西郷は聖地の1ケタ順位で師匠超えなんて言わず、まだチャンスがあるのでなんとかビッグタイトルをものにして欲しいものです」(ツアー関係者)

 ちなみに19人が出場した日本勢は9人が予選を通過。大会のホステスプロとして臨んだ渋野日向子(25)は通算14オーバー140位で予選落ちした。

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