元関脇・豊ノ島さんタレント転身も“稽古不足”痛感の日々「素のほうが面白いねって言われる」【あの人は今】
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年8月26日 9時26分
元幕内力士の豊ノ島さん(C)日刊ゲンダイ
【あの人は今こうしている】
豊ノ島さん
(元幕内力士/41歳)
◇ ◇ ◇
力士としては小柄ながらも巧みな差し身を武器に、幕内在位71場所、三賞10回、東関脇まで上り詰めた豊ノ島さん。2020年4月に18年にわたる現役を引退。今、どうしているか。
「相撲界を盛り上げたいという気持ちは、いまもまったく変わりません。ただ、大相撲の素晴らしさを外から広く発信していきたいと思ったんです」
引退後は、部屋付きの親方として後進の指導にあたっていたが、昨年1月に退職し、タレントに転身。あえて、タレント活動という未知の世界へと飛び込む決断をした豊ノ島さん。“憧れの人”からの一言が背中を押してくれたという。
「断髪式にも来てくださったダウンタウンの浜田雅功さんとは、現役時代のときに『ジャンクSPORTS』(フジテレビ系)に出演したことをきっかけに交流が始まったのですが、引退する少し前に、番組でご一緒させていただいた時、浜田さんから『引退したあとは、どないするんや?』と声をかけていただいたんです。『相撲界に残って、親方としてやっていくつもりです』と答えたら、浜田さんは『こっちの世界に来ても面白いと思うけどな。案外、いけると思うで』と言ってくださった。わたしは、小さいころからテレビっ子で、特にダウンタウンの番組が大好きだったんです。だから、浜田さんは、わたしにとって雲の上のような存在。そんな浜田さんから言われた言葉は、ずっと強く心に残っていたんです。たった一度の人生ですから、後悔しないようにタレントとしてやっていく決心をしました」
常に3年後に自分がどうありたいかを考える
タレントに転身して約1年半が経過。その間、さまざまなテレビ番組やイベントに出演するなど、持ち前の明るさを発揮して、活躍の場を広げているが、本人いわく“稽古不足”を痛感する毎日だという。
「この間も『テレビよりも素のほうが面白いね』って言われました(苦笑)。カメラを前にすると、ついつい気負いもあって硬くなってしまって、動作や発言が不自然になることが多々あります。頭の中では、こうしよう、ああしようと、あれこれ想定しているんですけど、瞬時に思っていたようなリアクションができないこともあります。テレビ慣れしている芸人さんは、そのへんの反射神経は本当にすごいですよね。自分ももっと自然体でしゃべることができたらなと。それを心がけているというか、目指しています」
-
- 1
- 2
この記事に関連するニュース
-
【座間巡業】新入幕確実の阿武剋「良い経験」初参加の巡業で幕内上位陣と連日充実の稽古
スポニチアネックス / 2024年8月24日 20時31分
-
関脇・阿炎、ぎっくり腰で夏巡業を急遽離脱「立った時に(痛みが出た)」 連日のバス移動も影響か
スポーツ報知 / 2024年8月24日 18時32分
-
平戸海、新小結での2桁勝利&初三賞で「自信はつきました」 夏巡業では充実の稽古
スポーツ報知 / 2024年8月24日 17時48分
-
白熊が地元福島県の巡業に初登場 初めて照ノ富士の胸を借り「有り難いこと」
スポニチアネックス / 2024年8月22日 16時26分
-
照ノ富士が力士たちの真摯さ訴える「14年間やってきて、今の力士たちが一番強い」
東スポWEB / 2024年7月29日 17時6分
ランキング
-
1浅田真央さん、18年ぶり始球式でノーバン投球!「美しいフォーム」「ナイスピッチング」と絶賛の声
スポーツ報知 / 2024年8月25日 21時12分
-
2迫って来た“史上最強”…大谷翔平は「生ける伝説」 32試合残しトップ10入りの衝撃
Full-Count / 2024年8月25日 20時2分
-
3大谷翔平の「1000億って全然お買い得」 相手もウハウハ…もたらした驚愕の経済効果
Full-Count / 2024年8月26日 9時30分
-
4ド軍指揮官 死球の大谷翔平は左前腕内側打撲で軽症強調 レントゲン検査も「大丈夫。異常はなかった」
スポニチアネックス / 2024年8月26日 7時53分
-
5「No no no no no」 大谷翔平の死球に米悲鳴…地元記者「痛みで掴んでいる」
Full-Count / 2024年8月26日 7時18分
複数ページをまたぐ記事です
記事の最終ページでミッション達成してください