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裏金自民はやっぱり反省ゼロ? 総裁選めぐり《安倍派幹部》がXでトレンド入りのワケ

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年8月26日 16時3分

裏金自民はやっぱり反省ゼロ? 総裁選めぐり《安倍派幹部》がXでトレンド入りのワケ

西村康稔前経済産業相(左)と下村博文元政調会長(C)日刊ゲンダイ

《安倍派幹部》――。X(旧ツイッター)で26日、こんな言葉がトレンド入りした。

 9月12日告示、27日投開票の自民党総裁選をめぐり、総裁候補として取り沙汰されている国会議員の名前の中に元安倍派(清和政策研究会)幹部がおらず、西村康稔前経済産業相(61)と下村博文元政調会長(70)の地元関係者から「(裏金)事件さえなければ本命だった」といった声が出ている、などと共同通信社が報じたためだ。

 西村氏といえば、2023年4月に放送されたBSテレ東の番組で、「日本の将来のため、リーダーとしてやらなければならないという気持ちは強く持っている。ふさわしいと言われるように結果を出したい」と次期総裁就任に強い意欲を示していた。一方の下村氏も、政調会長を務めていた前回総裁選(2021年9月)に一時、出馬する動きを見せていたことで知られる。

 だが西村、下村両氏ともに今回の総裁選は出馬どころか投票権すらない。派閥の政治資金パーティーの裏金事件で、揃って1年の党員資格停止処分となったためだ。このため、地元関係者から恨み節が漏れているのだろうが、トレンド入りしたのは好意的な受け止めではなく、批判的な投稿が圧倒的だ。

■反省なくして進歩なし

《自分たちが裏金事件の当事者でありながら「本命」とは笑止千万。自業自得でしょ》

《西村、下村両氏ともに政治倫理審査会ではすっとぼけ。こんな不誠実な人たちが総裁=首相の本命のわけがない。自民党は裏金事件を反省していないな》

《自民党は裏金事件を反省していない》との声は、他の場面でも出ている。公表された総裁選ポスターで、裏金事件の“震源地”となった安倍派を束ねていた安倍晋三元首相の写真が最も大きく掲載されていたからだ。

 25日に放送されたTBS系「サンデーモーニング」ではメインキャスターの膳場貴子氏(49)が総裁選に触れつつ、「自民党について言えば『安倍政治』の総括も求められるわけですが……」と発言したことについても、ネット上では自民支持者とみられる投稿者から批判の声が続出。《安倍政治の総括って何?いつまで言うの》《出たよ、何でもかんでも悪いのはアベガー》といった投稿や、《もう裏金事件は終わった。自民はこれから》との意見がみられた。

 だが、いまだに真相解明されていない裏金事件はもちろん、国会質疑を軽視し、閣議決定で何でも決める独善的な手法、異次元金融緩和を長期間続けたことによる弊害、「モリ・カケ・桜」の一連の疑惑に象徴される人治政治の在り方――など、反省し総括するべき自民党「アベ政治」の課題はいくらでもあるだろう。

「反省なくして進歩なし」は言うまでもない。

  ◇  ◇  ◇

 自民党派閥の政治資金パーティーの裏金事件を巡り、衆院政治倫理審査会(政倫審)の2日目の審査に登場した西村氏。質問に立った委員から何を問われても一貫してノラリクラリで…。●関連記事『【もっと読む】政倫審で西村康稔氏「秘書が」連発! SNSでは《秘書を参考人招致や証人喚問しろ》の大合唱』では詳しく報じています。

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