氷川きよし再始動でも囁かれる“ファン離れ”…救いは「信仰」で結ばれた仲間からの強力支援
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年8月27日 9時26分
氷川きよし(C)日刊ゲンダイ
今年4月にデビュー以来所属していた長良プロダクションから独立後、初となるコンサートを行った氷川きよし(46)。デビュー25周年コンサートツアーは、8月16日、17日の東京に続き、9月4日、5日の大阪、10月11日の埼玉でも開催される。
氷川の活動再開を待ちわびていたのは、熱烈なファンだけではない。
「氷川は22年年末のNHK紅白歌合戦を最後に活動を休止しているので、この年末の紅白復帰は既定路線です。年々視聴率が低迷し、大晦日の風物詩と言われながら特に見せ場がないことから、不要論がたびたび聞かれる中、氷川には出場してほしいところでしょう」(芸能ライター)
しかし、そんな氷川人気に陰りが見え始めているという。
「復帰第1弾のコンサートは16日、17日に行われましたが、チケットの売れ行きが思わしくなかったようです。独立と同時に発表された氷川の復帰もテレビなどでそれほど話題にならなかった。これまで周年コンサートを日本武道館で開催してきましたが、武道館よりも格も収容人数も落ちる会場の上、待望の復帰ということで余裕で即完売となると思われたのですが……」(スポーツ紙記者)
独立、活動再開に関してメディア露出が少なかった理由として、老舗事務所からの独立が指摘されている。だが、人気の陰りに関してはもっと根が深いというのだ。
■ファンの高齢化とイメチェンがチケット販売に影響か…
「ファンの高齢化とイメチェンが大きいと言われています。デビュー以来、氷川を熱烈に応援してきたのは、氷川の祖母や母親世代です。その多くは下は70代、上は亡くなられている方も多い。会場に足を運びたくても、酷暑の中、それも叶わないと言います。さらに、近年、氷川に見られる変化も影響しているようです。氷川は近年“Kiina”という愛称を用い、性別にこだわらない装いでイメチェンし、音楽性も変わってきています。Kiinaへのイメチェンは応援するものの、古参ファンは氷川に孫や息子を投影しているだけに、本来望むのは従来の路線だと言います」(週刊誌記者)
デビュー曲の「箱根八里の半次郎」や「きよしのズンドコ節」、「股旅演歌」などで、熱烈なファンを増やしてきた氷川。だが、今回のコンサートでもクイーンの「ボヘミアン・ラプソディ」を披露するなど、ポップス、ロック、シャンソンとジャンルを広げる一方で、演歌路線を遠ざけている印象が強い。
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