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ジリ貧の馬場維新が立憲民主党に抱きつき延命画策…「野田佳彦新代表」爆誕に現実味

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年8月27日 9時26分

ジリ貧の馬場維新が立憲民主党に抱きつき延命画策…「野田佳彦新代表」爆誕に現実味

散々扱き下ろしていた立憲民主にスリスリ(日本維新の会の馬場伸幸代表)(C)日刊ゲンダイ

 国政第1党と第2党が新たな「顔」選びでガヤガヤする中、第3党の位置取りすら危うくなっている日本維新の会が策動している。

 ちょっと前まで自民党にゴマをすって「ゆ党」の本領を発揮していたのに、ここへきて散々こき下ろしてきた立憲民主党にすり寄り。推しは代表選(9月7日告示、23日投開票)への出馬に前のめりになっている野田佳彦元首相だ。

 手段を選ばない連中と、政権転落を招いた「昔の顔」のタッグ。世論をピリッとさせられるのか。

 維新は先週、政治改革をテーマにした勉強会に野田を講師として招聘。「連携の布石か」と関係者をザワつかせた。というのも、立憲に敵意ムキ出しの馬場伸幸代表がかねて「波長が合う」と秋波を送っていて、野田に対しては妙にエビス顔なのだ。

 勉強会終了後、野田は「野党第1党と第2党が対立していれば、ハッピーなのは自民党なんですよね。候補者をなるべく一本化した方がいい」とご満悦の様子。遠藤敬国対委員長も「野田さんは信頼のある胆力のある政治家だと感じた。純な気持ちが残っている方なので、立憲のリーダーとして頑張ってもらいたい」と持ち上げていた。

野合批判がブーメランになる予感

 一癖も二癖もある維新の抱きつきには、もちろん理由がある。

「3月の党大会で馬場代表は次の衆院選で『野党第1党と同時に与党過半数割れを目指す』と打ち出したものの、全く現実味がありません。党勢は衰えっぱなし。先の通常国会では政治資金規正法改正をめぐって岸田首相にうまいこと利用され、赤っ恥をかいた。本拠地の大阪側はいまなお創設者の松井一郎氏と橋下徹氏の強い影響下にあり、国会側の執行部を苦々しく見ている。地方議員らの間で『反馬場』の空気が広がり、馬場代表は首筋が相当寒いはず」(維新関係者)

 東京都知事選で次点となった前広島県安芸高田市長の石丸伸二氏を橋下がやたら褒めそやすのも、大阪府の吉村洋文知事がツーショットをX(旧ツイッター)に投稿して話題づくりをしているのも、「馬場降ろし」の事始めということのようだ。

「馬場維新は立憲とやり合っていたらラチが明かない。保守的で話のできる『野田新代表』が誕生すれば大義名分を得て選挙協力に踏み出し、討ち死にを減らせるというわけです」(永田町関係者)

 裏金自民党を倒すには、幅広い野党共闘しか手はない。だがしかし、維新お得意の「野合批判」がブーメランになる予感。どうなることやら。

  ◇  ◇  ◇

 自業自得の問題噴出で、オワコン化まっしぐらの維新はこれからどうなる? ●関連記事『【もっと読む】維新の“オワコン化”は決定的!吉村府知事と藤田幹事長のお膝元首長選で連敗街道ヒタ走りでは詳報している。

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