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日本ハム清宮幸太郎に母校・早実の恩師が叱咤激励!ついに「未完の大器」脱却か

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年8月27日 9時26分

日本ハム清宮幸太郎に母校・早実の恩師が叱咤激励!ついに「未完の大器」脱却か

清宮幸太郎(C)共同通信社

 パワーは本物だが、おおらかで、どこか坊ちゃん気質。イマイチ、殻を破れない──そんなイメージとはおさらばだ。

 日本ハムの清宮幸太郎(25)が25日のソフトバンク戦の初回、先制となる右翼への二塁打を放つなど4打数2安打と活躍した。

 もっか打率.290、8本塁打、36打点。出塁率は3割5分を超え、得点圏でも4割超と勝負強さを発揮している。

 そんな清宮を愛情がゆえに厳しく語っていたのが、母校である早実の和泉実監督(62)だ。早実は今夏の甲子園に出場。その際、本紙記者が清宮について尋ねると、「(今季は)超出遅れましたよね」と苦笑い。キャンプ直前の1月29日、自主トレ中に転倒して左足を捻挫し、一軍出場は4月19日と恩師の言うように「超出遅れた」。

 それでも和泉監督は「相変わらずケガをして……」と、こう続けていた。

「僕もあまり(試合は)見てないし、会ってもいないけど連絡がないことが(逆に)頑張ってる証しなのかな。日本ハムも若い選手がたくさん出てきますし、今までは『早実の清宮』というの(注目ポイント)もあったかもしれないけど、今は尻に火がついていると思う。一軍に上げてもらってからはチームのためにプレーしていますからね。やっと調子が出始めたんじゃないかな」

 清宮は2017年ドラフトで7球団が競合。高校通算111本塁打という素質はもとより、伝統校でファンの人気が高い早実だからこそ注目されたという事情もゼロではない。

 しかし、日本ハムに入団後は鳴かず飛ばず。さらに今季は自身より若い23歳の水谷瞬が交流戦で大ブレークとあっては、のんびりしていられるはずはない。

 新庄監督には「ダイエットをしろ」と尻を叩かれ、水谷の活躍でその尻に火までついた7年目の大砲。いつまでも母校名を枕ことばにされる未完の大器ではなく、「日本ハムの清宮」として羽ばたけるか。

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