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裏テーマはコスパ!マイナーチェンジしたホンダ ヴェゼル新HuNTがヤケにお買い得なワケ(小沢コージ)

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年8月28日 9時26分

裏テーマはコスパ!マイナーチェンジしたホンダ ヴェゼル新HuNTがヤケにお買い得なワケ(小沢コージ)

マイナーチェンジでより一体感のある顔つきに(写真)小沢コージ

【小沢コージ クルマは乗らなきゃ語れない】

 ホンダ ヴェゼル
 (車両価格:¥2,648,800/税込み~)

  ◇  ◇  ◇

 端正デザインにハイクオリティー内装で人気のコンパクトSUV、ホンダ ヴェゼルが今春3年ぶりにビッグマイナーチェンジ! 先日ふたたび乗ったが、改めて内容に驚かされた。

 まずはヤリ過ぎレベルの全体改良度だ。大抵のマイチェンは動力性能や足回りには手をつけず、手軽に樹脂パーツを変えてリフレッシュを図るモノ。

 ところがマイチェンしたヴェゼルはグリル上部に新しい装飾バーを付けたり、バンパー形状を変えて、より一体感のある顔つきにするほか、リアコンビライトを水平基調デザインに変えると同時にフルLED化。

 内装も主にセンターコンソール周りを一新。上下2段のトレイ形状にしてスマホを運転席のみならず、助手席側から置きやすくするなどマメに改良した。

 それだけじゃない。自慢の1.5ℓハイブリッドe:HEVの制御や足周りまで変更。具体的にはバッテリー使用領域を変えて充電容量をアップ。発電もより周囲がウルサい状況で重点的にやるなど、ハイブリッド制御を変更。加速特性も状況に応じて強化している。

マイチェンというより、ほとんど全面リフレッシュ

 また吸音材をボンネット28%、ダッシュ回り40%、ルーフライニングで倍近くアップ。静粛性が増して電動感が今までより上がっているのだ。

 具体的には、発進時にエンジンがかかりにくくなったのはもちろん、スポーツモード時の加速が絶妙に鋭くなり、エンジンがかかってもかなり静か。ぶっちゃけ「エンジン発電するEV」により近づいている。

 さらに電動パワステやサスペンションダンパーを再設定。ステアリングフィールや乗り心地がスッキリ上質方向に改善。4WD車に関しても駆動力制御を見直し、滑りやすい雪道からの脱出能力を上げている。

 最高出力やトルクなど表面的なスペックこそ変わらないが、明らかに全体の上質感が増している。マイチェンというより、ほとんど全面リフレッシュだ。

 グレード構成も見直し、前期モデルでは不満もあったツートンカラーのPLaYグレードを、上級グレード「e:HEV Z」のPLaYパッケージに変更。前には選べなかった四駆や左右独立エアコン、アダプティブドライビングビームを備えて不満をなくした。

お買い得度は予想以上だ

 とはいえ、新グレード構成で一番の売りは、リーズナブルな「e:HEV X」に追加された新HuNTパッケージだろう。新たなカーキ色メインの革調コンビシートやルーフレールを搭載しつつ、車両本体価格は300万円切り。オシャレな内外装と同時に、予想以上のお買い得度を誇るのだ。

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