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UUUM創業者が明かす“名前のない仕事”の極意…疾風怒濤の20年間を綴った初の著書を上梓

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年8月28日 9時26分

UUUM創業者が明かす“名前のない仕事”の極意…疾風怒濤の20年間を綴った初の著書を上梓

「UUUM」創業者の鎌田和樹氏(C)日刊ゲンダイ

 HIKAKIN、はじめしゃちょーら人気ユーチューバーが数多く所属するマネジメント会社「UUUM」の創業者である実業家の鎌田和樹氏(40)が、自身のこれまでの足跡を振り返る著書「名前のない仕事」(ダイヤモンド社)を27日に上梓。19歳で光通信に入社後から、HIKAKINとの出会い、UUUMの設立、上場、そしてUUUMを去るまでの疾風怒涛の日々がつづられている。

「この20年をまとめておきたかった」という鎌田氏。大学を中退して19歳で入社した光通信ではまさに軍隊式の研修(英才教育)を経て総務部門に配属。当初、パソコンの電源の入れ方もわからなかったというが、全社員1万人の社宅やオフィス、消耗品、通信費の管理など会社のあらゆる裏方をわずか数人で担う、総務という名の雑務を経験することでバリバリのゼネラリストとして成長。この“名前のない仕事”を極めた経験が後に生きたという。

 そして「そもそもはHIKAKINのサポートからスタートした」というUUUMは原宿のワンルームマンションから起業し、わずか4年で上場を果たすことになる。

「この20年で大切にしてきたのは人との縁」という鎌田氏。人生のターニングポイントについては、HIKAKINと、ガンホーの創業者でソフトバンクの孫正義氏の実弟である孫泰蔵氏との出会いをあげる。

「即断即決。悩んでいる時間がもったいない」

 ユーチューブを舞台に多くのクリエーターを生み出したUUUMだが、鎌田氏は会社設立10周年を機に株式公開買い付け(TOB)で株を売却。自らが立ち上げた会社を去った。一生暮らせるほどの大金は手にしたが、「モチベーションは面白いか否か。『儲かります』という言葉には冷める。そもそもそれが仕事なのか遊びなのかわからないところからUUUMも生まれました。生きたお金は積極的に使いたい」と話す。

 UUUMの基盤ともいえるユーチューブ業界の現状についての見方も冷静だ。著書の中でも「ユーチューブというものがはやり、『時代の風が吹いていた』というのは間違いありません」とつづっているように、UUUMを去った今、「ユーチューブは人並みにしか見ていないと思います。今はたくさんあるプラットフォームの中のワンオブゼムでしかなくて、何ならTikTokの方がトレンドになってきている。もし何か売りたい企業にすすめるとしたら今はTikTokだと絶対言います」と成功体験に固執することなく恬淡と話す。

「即断即決。悩んでいる時間がもったいない。トップが悩むと下は待ちになる」という鎌田氏。今は「究極の種まき期間」というだけに、これからどんな実がなり花が咲くのか。

  ◇  ◇  ◇

 YouTubeからテレビにはばたくも、うかつな暴言で一瞬のうちに転落したフワちゃん。再起の道はいばらの道になりそうだ。

●関連記事【もっと読む】フワちゃんはYouTuberなら再起できるのか? 地上波で“有名人”になってしまった弊害…では、テレビ進出を果たしたがゆえの障害について伝えている。

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