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巨人ドラフト戦略に異変…浅野翔吾が覚醒気配で1位は《右の大砲》から《鳥谷2世》に乗り換え

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年8月28日 11時11分

 そこで浮上するのが「20年に1人のショート」といわれる明大の宗山塁内野手(4年=広陵)である。そもそも今秋は「宗山ドラフト」といわれるほどプロの評価が高く、「鳥谷2世」と称される天才遊撃手に対し、1位で何球団が競合するかが焦点になる。

 さる巨人OBがこう言った。

「巨人がこれまで静観姿勢だったのは、昨年1年目の門脇が遊撃手として活躍して、阿部監督に今季の開幕レギュラーを確約されたからです。門脇は遊撃の高い守備力がウリで左打者。宗山とタイプがダブる。欲しいのは守備のうまい左打ちの内野手より、右の長距離砲ということだったんですが……」

 その2年目の門脇が打率.237と低迷。1試合2失策など自慢の守備面でも精彩を欠くことがある。OBが続ける。

「阿部監督は門脇を不動の遊撃手にするつもりだったが、不振が長かったため、今ではすっかり新人の泉口との併用になってしまった。8月に入って月間打率3割台と状態を上げているため、遊撃でのスタメンが続いているが、三塁で出場した試合もあるほどで、その他大勢の若手と同じような扱いになりつつある。浅野にメドが立ちつつあるなら、1位は『20年に1人の逸材ショートじゃないか』という声は根強い。岡本の流出だけじゃなく、今年36歳になる三塁の坂本もいつまでできるか。近い将来、内野の方が手薄になる。巨人には『その年の1番の選手を1位指名する』という不文律がありますから」

 宗山は2月29日の練習試合で死球を受けて右肩甲骨を骨折。リーグ開幕戦には出場したものの、その後、右手中指第1関節を骨折し、5月11日から欠場を余儀なくされていた。

 それが、ここにきて復活気配。26日のソフトバンク三軍とのオープン戦に「3番・遊撃」で出場すると、今年初となる本塁打を放った。鉄壁の守備力は疑いようがないが、今年はオープン戦を含め、一発が出ていなかったことで、ネット裏の7球団のスカウトを安心させた。巨人は水野スカウト部長が自ら視察。状態を確認した。

 ドラフトまで2カ月。ほぼ決まりだったドラ1は「右の大砲」から「天才遊撃手」に大きく傾きつつあるようだ。

  ◇  ◇  ◇

 巨人と言えば先日、阿部監督が初めて試合後の会見を拒否して話題を集めた。あの日、いったい何が起きたのか。

●関連記事【もっと読む】…では、その日の出来事を詳細に報じている。

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