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堀井学は議員辞職だけでは済まされない 裏金集団の自民党から“足抜け”するためにやるべき3つのコト

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年8月29日 9時26分

堀井学は議員辞職だけでは済まされない 裏金集団の自民党から“足抜け”するためにやるべき3つのコト

五輪メダリストから裏金議員に転落……(C)日刊ゲンダイ

《議員辞職が相次いでいる。説明からせずに辞めていく。状況から判断するに逮捕されそうになってやっと議員辞職しているようにしか見えない。驕り昂り私利私欲に走った犯罪集団を許してなるものかと思う。》

 立憲民主党の原口一博議員(65)は自身のX(旧ツイッター)にこう投稿していたが、多くの国民も同じ考えではないか。

 選挙区内の有権者に香典などを配ったとして公職選挙法違反の疑いで捜査を受けている堀井学衆院議員(52/比例代表北海道ブロック)が28日、議員辞職する意向を表明した。

 堀井はこの問題発覚後、7月に自民党を離党。同日発表したコメントで、「全て私の順法精神の欠如が原因で、議員辞職する決意をした」としていたが、これにて一件落着ではない。堀井にはまだまだやるべきことが残っている。

 自民党の最大派閥「安倍派」(清和政策研究会)に所属していた堀井は、政治資金パーティーを巡る裏金事件で、派閥からキックバックされた計2196万円を政治団体の収支報告書に記載していなかったことが分かっている。

■五輪メダリストとしての誇りを取り戻せるか

 堀井は当初、多額の裏金について「お金のことは秘書に任せていた」と言い、さらに自身で道内に運んだ現金約500万円についても「当初は何の金かは分からず、秘書にLINEで尋ねて、キックバックであることがわかった」などと、すっとぼけていたのだが、ここにきて特捜部の調べに対し、「収支報告書に記載しないことを了承していた」という趣旨の供述をしたというのだ。

 改正前の政治資金規正法は収支報告書の記載や提出の義務を政治団体の会計責任者に課し、違法行為があった際、政治家本人を立件するには、その事実を「確認、了承」していた場合に限られていた。このため、裏金議員らは一様に「秘書が」「知らなかった」と繰り返し、堀井もこれまで同様の釈明をしていたわけだ。

 だが、堀井が特捜部に「了承していた」と証言したということは、自身が裏金作りに関与していたとする動かぬ証拠を突きつけられて逃げ切れないと観念したからだろう。「順法精神の欠如」を猛省しているのであれば、このまま議員辞職でダンマリを決め込むのは許されない。

 一刻も早く会見を開き、①裏金作りは誰の指示でいつから始めたのか②裏金を何に使っていたのか③自民党で裏金づくりを了承していた国会議員は他に誰がいるのか――などを洗いざらい明かすべきではないか。

 堀井はスピードスケート選手として、「練習の虫」と言われるほどストイックに競技に打ち込む姿が話題だった。果たして裏金反社集団から「足抜け」し、五輪メダリストとしての誇りを取り戻せるか。

  ◇  ◇  ◇

 ●関連記事【もっと読む】【さらに読む】では、裏金事件以降の堀井のこれまでの不可解な行動や自民党を巡る話題を取り上げている。

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