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急きょドラフト指名リスト入り「ダークホース」の名前 U18代表「上位候補4人衆」以外の逸材は?

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年8月29日 11時33分

急きょドラフト指名リスト入り「ダークホース」の名前 U18代表「上位候補4人衆」以外の逸材は?

U18日本代表の関東第一・熊谷俊乃介捕手(C)日刊ゲンダイ

 野球のU18アジア選手権(9月2日開幕=台湾)に臨む高校日本代表では、報徳学園(兵庫)のMAX151キロ右腕・今朝丸裕喜、東海大相模(神奈川)の198センチ左腕・藤田琉生、健大高崎(群馬)の強肩強打の捕手・箱山遥人、花咲徳栄(埼玉)の高校ナンバーワン遊撃手・石塚裕惺らが、今秋ドラフトでの上位指名が確実視されている。

「今朝丸、藤田、箱山、石塚の4人は夏の甲子園前から全12球団が上位候補としてリストアップしている選手。大きな故障でもしない限り、それぞれのチーム事情や補強ポイントで指名順位が上下することはあっても、U18アジア選手権の活躍などで評価が大きく変わることはありません」

 とは、在京セ・リーグ球団のスカウト。「問題は……」とこう続ける。

「甲子園での活躍とU18の代表入りで、急きょ、指名リスト入りした選手の判断です。今夏の優勝投手で、この日(28日)の大学日本代表との壮行試合に先発した京都国際の左腕・中崎琉生も正直、甲子園大会前はうちのリストには挙がっていなかった。この日も大学代表を相手に3回3安打1失点2三振と好投した彼は、大学進学を表明しているからいいのですが、今回の高校代表には同じようにここにきてドラフト候補に浮上した選手が何人かいる。上位指名候補ではないとはいえ、甲子園前まではノーマークだっただけに、データが足りない。例えば、甲子園で準優勝、この日の試合でスタメンマスクをかぶった関東一(東東京)の捕手・熊谷俊乃介あたりがそうです。強肩で打撃もシュア、決勝戦を含む5試合でわずか5失点(タイブレークを除く)に抑えたインサイドワークも評価を上げました」

 別のパ・リーグ球団スカウトも、

「熊谷のほかには、智弁和歌山の三塁手・花田悠月、報徳学園の右腕・間木歩あたりも、当落線上としていた球団が急きょ指名リストに加えたようです」

 と、言う。

 今年のドラフトは10月24日。球児たちはその直前までプロのふるいにかけられることになる。

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