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小泉進次郎は裏金議員を「再処分」か? 安倍派は戦々恐々…総裁選出馬表明「1週間延期」の思惑

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年8月30日 9時26分

小泉進次郎は裏金議員を「再処分」か? 安倍派は戦々恐々…総裁選出馬表明「1週間延期」の思惑

裏金議員への“処分案”が緩いと総スカン(C)日刊ゲンダイ

 自民党総裁選の“本命”とされている小泉進次郎元環境相(43)が、9月6日に出馬表明することが分かった。もともと、30日表明する方向で検討していたが、台風が直撃する恐れがあるため延期したという。ただ、延期理由を額面通りに受け止める向きは少ない。

  ◇  ◇  ◇

「台風直撃を避けたのは理解できますが、1週間も後ろ倒しにする理由はないでしょう。政権中枢で災害対応に追われる林芳正官房長官ですら3日に出馬表明するわけですから。要するに、なるべく先延ばしして他候補の出馬表明を事前に見ておきたいということでしょう。ボロが出ないように、表舞台で話す機会を極力減らしたい思惑もあるはずです」(官邸事情通)

 裏金議員の処遇が、総裁選の一大焦点になっていることも大きいようだ。

 すでに出馬表明した石破茂元幹事長(67)は、処分された議員を次の国政選挙で公認しない可能性に言及。出馬を目指す野田聖子元総務相(63)も「不記載の人たちは自分の力で(選挙を)勝っていきませんか」と、裏金議員は無所属で臨むべきと訴えた。出馬表明済みの河野太郎デジタル相(61)も妥当性はともかく、裏金議員に対し「不記載額分の国庫返納」を主張。揃って厳しい姿勢を示しているだけに、進次郎氏はどうするのか。自民党議員は固唾をのんでいる状況だ。

■強行突破するのか?

「『刷新感』を重視する進次郎さんは、ライバル候補を上回る裏金議員への“処分案”を出さなければ格好がつかない。世論を見ながら、時間をかけて案を検討するため、表明を1週間延期したのではないか。進次郎さんのバックには、裏金づくりに手を染めた安倍派の“親玉”、森元首相の影がチラついています。裏金議員に甘い態度を示せば、『森さんに忖度した』と批判を招き、党員票を減らしかねない。相当、厳しい案を打ち出さざるを得ないのではないか、とみられています」(政界関係者)

 どんな案を示す気なのか。

「自民の調査で、収支報告書への不記載や誤記があったのは85人。うち39人が処分されました。全員を非公認にしたら、さすがに次期衆院選で大幅議席減は免れないので、安倍派の幹部をはじめ象徴的な議員を非公認にする案を出すつもりかも知れません」(同前)

 安倍派議員は「やめてくれ」「また蒸し返すのか」と戦々恐々だ。安倍派のベテラン議員が言う。

「国民受けを狙って『裏金議員は公認しない』などと言えば、安倍派議員の反発は避けられない。進次郎さんの支援を決めている議員もいるが、全てひっくり返るだろう。本気でそんな“自殺行為”に出るつもりか。皆、彼の発言に注目している」

 最終的に安倍派の圧力に屈してしまうのか。そうなれば、国民から総スカンは必至だ。

  ◇  ◇  ◇

 とはいえ、いち早く出馬表明したコバホークこと小林鷹之氏(49)や河野太郎氏も総裁選をめぐる評判もメタメタだ。

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