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自民党の信頼は地に落ちたまま…石破茂「ルール守る」に《そこから?》と総ツッコミの当然

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年8月30日 16時3分

自民党の信頼は地に落ちたまま…石破茂「ルール守る」に《そこから?》と総ツッコミの当然

5度目の行方は…(C)日刊ゲンダイ

《つまり「守っていなかった」と認めたわけだな》《これまでは透明じゃなかった。怪しかったと言っている(笑)》

 ネット上でこんな冷ややかな声が出ているのが、自民党総裁選(9月12日告示、27日投開票)に立候補を表明した石破茂元幹事長(67)が30日の陣営選対本部の会合で訴えたあいさつに対してだ。

「ルールを守る自民党にしたい。政治資金の透明性を確保することから信頼回復を成し遂げたい」

 故・安倍晋三元首相と競った2018年の総裁選では、「正直で公正、謙虚で丁寧」を掲げた石破氏。今回は「日本の未来を守り抜く」をスローガンに、①ルール②日本③国民④地方⑤5若者・女性の機会――という「五つの守る」を掲げたのだが、実現不可能な大風呂敷を広げるのは論外としても、真っ先に挙げたのが「ルール」なのだから、受け止める国民の中には複雑な思いを抱く人も少なくないようだ。

《「信号が青になったら横断歩道を渡る」と同レベルでは。そんな当たり前のことを総裁選で掲げなければならないほど落ちぶれた自民党》

《不良ばかりの学校の立て直しに来た新校長のようだな。校則、風紀を守る学校にしますって。そこからですか?》

■過去の総裁選で繰り返されてきた「信頼回復」の言葉

「信頼回復」という言葉に反応を示す声もある。過去の総裁選でも繰り返されてきたからだ。

 例えば、2021年9月に行われた総裁選の共同会見でも、岸田文雄首相(67)はこう言っていた。

「党の信頼回復、党改革だ。(党役員に)中堅・若手を登用し、権力の集中、惰性を防ぐ。新たな組織を設立し、外部の目も入れながら近代的な政党に変えていく」

 2020年9月の総裁選でも、日本記者クラブ主催の公開討論会で菅義偉元首相(75)は「縦割り行政や前例主義、既得権益を打破し、規制改革を進め、国民の皆さんに信頼される社会をつくる」と声を張り上げていた。

 そして今回の総裁選でも「信頼回復」が最重要視されているのだから、裏を返せば自民党は少なくとも菅元首相が総裁に就く以前から、ずっと「信頼は地に落ちていた」ということだ。

 ルールを守らず、信頼が地に落ちたままの国会議員が長く政権与党の座に居座り、立法府として法律を作り、それを国民に守らせる。考えれば考えるほどおかしな話ではないか。

  ◇  ◇  ◇

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