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上沼恵美子は“散り際の美学”を貫けるのか…揺れる胸中「もうそろそろ引退と」が波紋

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年8月31日 9時26分

上沼恵美子は“散り際の美学”を貫けるのか…揺れる胸中「もうそろそろ引退と」が波紋

上沼恵美子(C)共同通信社

 上沼恵美子(69)が引退について、揺れる胸中を語って話題だ。司会していた番組「快傑えみちゃんねる」「上沼恵美子のおしゃべりクッキング」が次々と終了、審査員を務めた「M-1グランプリ」では上沼に対する暴言がちょっとした騒動になり、追いつめられたとして、バラエティー番組でこう言ったのである。

「もうそろそろ引退と思っているんです。今年いっぱいかな、今年の年末で終わろうかなと」

 和田アキ子(74)が金メダリストへの発言が問題視され、生放送中のTBS系「アッコにおまかせ!」の司会はもう限界ではないかと、引退勧告まで飛び交っている。同じく歯に衣着せぬ発言が魅力とされてきた上沼だが、コンプライアンス重視の流れもあって、自信喪失しているとし、こう続けた。

「昭和の芸ですから。ツッコんでツッコんで、戻ってこなかったらヘタクソやなって思いますし、番組に充満してます、私の怒りが。それは年寄りで、芸風が合わないということ。納得してます。はっきりと情熱を燃やすか、きれいに消火器で消してしまうか。どっちかにします」

 ただ、引退を決心するところまではいかず、「夫が定年退職になって16年、いろんなことやってるけど目がトロンと優しく、宿題がない、責任のない目になっていた。この顔にはなりたくないと思った」とも、芸歴53年の大御所は語っていた。ワイドショー出身のTVディレクターはこう言う。

「引退といえば故・上岡龍太郎さんを思い出します。58歳での潔い引退とされたものです。松本人志は、そんな上岡さんを意識した発言をしてきましたけど、今回の文春裁判でネチネチした面を出していて、格好悪い引退になるのかなあと思ってみています。アーティストでは山下達郎、小田和正は原曲キーで歌えなくなったら引退すると公言しています。自ら引退すると言えるのはスターの証しですよ」

 芸能リポーターの平野早苗氏はこう言う。

「上沼さんの発言は番組で見ていましたけど、歯に衣着せぬ上沼節は健在で、引き込まれました。引退で思い出すのはやっぱり山口百恵さん。国民的スターの絶頂期、結婚を選んで21歳でスパッと表舞台から退き、以後、一度も戻ってきていません。あの若さでよくぞ周囲を説得して、意志を貫いたものだと感心するばかり、あっぱれです」

■人間性が現れる

 一方、引退後も、返り咲きを狙うケースも。

「都はるみさんは、満開のまま散りたいと紅白歌合戦を最後に20年の歌手生活に別れを告げました。普通のおばさんになりたいとも言っていましたが、歌を忘れられず5年後に復帰されました。定年のあるサラリーマンと違い、引き際を自分で決められる芸能界ですけれど、いろんなケースがありますね。どれが正解というのはないですよね。ただ、その引き際にはその人の人生、人間性、けじめの付け方のようなものが見えると感じています」(平野氏)

 スターたちの散り際の美学、ドラマに要注目か。

  ◇  ◇  ◇

 関西のご意見番・上沼恵美子はジャニーズ問題にも切り込んでいた。●関連記事【もっと読む】上沼恵美子が怒り心頭! 藤島ジュリー景子氏の会見トンズラに「なめとったらあかんで」…では、その様子について伝えている。

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