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ソフトバンク 投手陣「夏バテ」でポストシーズンに一抹の不安…元凶はデータ至上主義のフロントか

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年8月31日 9時26分

ソフトバンク 投手陣「夏バテ」でポストシーズンに一抹の不安…元凶はデータ至上主義のフロントか

有原航平(C)共同通信社

 目下パの首位を独走するソフトバンク。貯金31で優勝マジックも19。2位の日本ハムに9ゲーム差をつけて、小久保監督の胴上げは待ったナシだが、気になるのは8月に入って自慢の投手陣に元気がないことだ。

 チーム防御率はリーグトップの2.55(以下、29日現在)ながら、8月に限れば3.43。7月の2.75から悪化している。

 長丁場のペナントレースにおいて、夏場は疲れが溜まる時期。調子を落とす選手は珍しくないものの、パでチーム防御率が7月から8月にかけて悪化した球団は、ソフトバンクと日本ハムのみ。その日本ハムも8月は3.20。ソフトバンクは同3.61の楽天よりはマシだが、断トツ最下位に沈む西武の3.39を下回る。

 実際、30日のロッテ戦は今季11勝をマークするエース格の有原が5回5失点でKO。8月は5試合中4試合で5失点以上と苦しんでいる。今月の先発、救援防御率はともに3点台半ば。“夏バテ”に陥っているようだ。

 球団OBは「やはり、といった印象です」と、こう続ける。

「昨年の秋季キャンプと今年の春季キャンプの練習量が、前年までと比べて明らかに減りましたからね。効率重視と言えば聞こえはいいですが、長丁場を戦う基礎体力をつけるのも重要。フロントがデータ至上主義で、就任1年目の小久保監督は彼らに練習メニューを押し付けられたともっぱら。小久保監督は『とりあえずは言うとおりにやるけど、これで結果が出なかったら上も目が覚めるだろうし、翌年からは自分の意見も通りやすくなる』と漏らしているそうです」

 まもなく9月に入り、シーズンは残り30試合を切った。投手陣の夏バテが解消されないようでは、ペナントはともかく、短期決戦のポストシーズンが不安になってくる。

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