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同名の中日守護神だけじゃない!日本ハムのマルティネス争奪戦が密かに盛り上がっている

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年9月2日 11時32分

同名の中日守護神だけじゃない!日本ハムのマルティネス争奪戦が密かに盛り上がっている

マルティネス(C)共同通信社

 中日のキューバ人守護神であるライデル・マルティネスが今オフ、大争奪戦に発展するとかまびすしいが、こちらの同名助っ人も複数球団が虎視眈々という。

 日本ハムのキューバ人野手、アリエル・マルティネス(28)だ。

 捕手、一塁を守れる万能助っ人は、2018年に中日と育成契約を結び、20年に支配下登録。中日時代は目立った成績を挙げられず、22年オフに自由契約となった。

 日本ハム入りした昨季に打撃が開眼。シーズン終盤は4番を任され、自己最多の15本塁打を放った。

 今季は開幕4番でスタートするも、7、8月は月間打率1割台に低迷。ポジションが重なる一塁・清宮、指名打者・レイエスが好調をキープしていることもあり、最近はベンチスタートの機会が増えている。

 契約は1年で年俸1億2000万円プラス出来高。今季で契約が満了する。セ球団の編成担当は「決して安い選手ではありませんが、今オフは例年と比べてFA市場の野手が手薄。複数球団が動向を注視しています」と、こう続ける。

「パンチ力があるうえ、選球眼も悪くない。昨季得点圏打率.344と勝負強さも兼ね備えています。何より日本での実績がありますからね。新外国人野手は近年、3Aに好選手がいない。日本の投手のレベルもアップしており、『当たり』を引きずらくなっている。当然、日本ハムも簡単には手放さないでしょうけど、貴重な存在であるのは間違いありません」

 マルティネスとの契約はキューバ政府を通じて行われるため、来季の所属先は本人の希望だけでは決まらない。当然、条件面も重視される。

「パ・リーグで助っ人野手がレギュラーとして活躍している球団は日本ハムとロッテだけ。他の4球団は気になっているでしょう。中日で5年間プレーしていただけに、セ球団も獲得に乗り出すかもしれません」とは、前出の編成担当だ。

  ◇  ◇  ◇

 そんなマルティネスのハンドリングを担う新庄監督は単年契約。早くも来季続投を願う声があちこちから聞こえるが、仮に球団から続投を要請されたとしても、これを「拒否」する可能性が少なくないという。いったいどういうことなのか。就任時から公言していた「未来予想図」とは…。

 ●関連記事【もっと読む】…では、それらについて詳しく報じている。

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