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「レナウン」社名復活にSNS歓喜…懐かしのCMソング「ワンサカ娘」リニューアル待望論も

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年9月3日 9時26分

「レナウン」社名復活にSNS歓喜…懐かしのCMソング「ワンサカ娘」リニューアル待望論も

誰もが口ずさんだ「ワンサカ娘」を作詞・作曲した小林亜星氏(C)日刊ゲンダイ

《イイわ!》《イエイ イエイ イエイエ~イ》――。2日、X(旧ツイッター)で、《レナウン復活》との言葉が一時急上昇し、一部のSNSで“祭り状態”となった。

 この日、経営破綻した衣料会社のレナウンから「ダーバン」「アクアスキュータム」のブランドを引き継いだ「オッジ・インターナショナル」(大阪市)が11月2日付で社名を「レナウン株式会社」に変更すると発表したためだ。

 かつて存在した「株式会社レナウン」。1960年代から「アーノルドパーマー」など海外の有名ブランドの取り扱いを国内で始め、8月末に88歳で亡くなったフランスの俳優アラン・ドロンをCMに起用。若者から年配、ファミリー層に至るまで幅広い商品で支持を集めた。

 アメフトの社会人チーム「レナウンローバーズ」はライスボウルに6年連続出場するなど強豪で知られ、ル・マン24時間レースでは、オレンジと緑色で配色されたマツダ車の車体前部に「RENOWN」の大きなロゴ。まさに飛ぶ鳥を落とす勢いだった。

■「新生レナウン」は25年2月期に売上高140億円を目指すという

 知名度向上を支えていたのがCMの曲だ。故・小林亜星さんが作詞・作曲を手掛けた「ワンサカ娘」で、軽快なテンポに合わせて流れる<レナウン レナウン レナウン レナウン娘が オシャレでシックな レナウン娘が~>といった歌詞は子供からお年寄りまで口ずさんでいた。

 まさにバブル時代に代表される花形の人気アパレル企業だったのだが、90年代以降に広がり始めたファストファッションなどに押され、2020年5月に破産。「レナウン」の社名も忘れ去られつつあったのだが、オッジ社のリリースによると、2024年2月期の全社売上高129億円のうち、「ダーバン」「アクアスキュータム」とも51億円を叩き出し、そろって前年比2ケタ増と好調に推移。

 このため、「当社の主力事業、またその業態や業容をより分かりやすくステークホルダーの皆様に伝えることができ、認知度の向上と事業のさらなる発展につながると考え、この度の社名変更の決定に至りました」という。

 この2事業を主力に25年2月期は140億円を目指すという「新生レナウン」に対し、SNS上ではこんな声が上がった。

《衣料品業界にとっては久々の嬉しい話題。応援している。リニューアルした「ワンサカ娘」も聴きたい》

《ローバーズ強かったな。事業が軌道に乗ったらアメフトチームも復活させて》

 気が早いというのか、ノスタルジーの意味も込められているのだろう。とはいえ、世間で注目を集め、支持が広がるのは会社にとっても喜ばしいことではないか。

  ◇  ◇  ◇

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