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夕暮れ症候群…「自分の家に帰りたい」と言い出した時の対処法

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年9月3日 9時26分

 人は何歳になっても新しいことにチャレンジできます。

 しかし実際のところ、「この年代だからこそ」「今思えば、あのタイミングだったからこそ」というものも多い。今から、人生100年時代をエンジョイできるライフスタイルを意欲的につくっていってほしい。

 私は順天堂大学在籍時代、基本的な趣味は研究でした。退官後は、田舎の病院に籍を移し、ゴルフと釣り三昧をしようかな、とも考えていたのです。しかし、よくよく考えて、その生活は、1週間で飽きるな、と。

 自分の趣味だった研究で、ずっと追い続けてきたテーマがアルツハイマー病の早期発見、早期予防であり、当時、世界的な趨勢の中で早期予見、早期予防が可能になりつつありました。研究して論文を書いて終わりではなく、早期予見、早期予防につながる国内外の最新の研究結果を、患者さんにフィードバックしたいと思ったのです。いわば、多くの研究者たちの成果を患者さんに手渡す「最終走者(アンカー)」。

 外来で出会う患者さんは、一人一人違う人生を歩んでいます。そんな彼らに寄り添う最終走者としての日々は、研究時代に勝って楽しい。先ほど述べた「人生100年時代をエンジョイできるライフスタイル」が、私にとってはまさに今なのです。

 もちろん、患者さんと触れ合うことだけではなく、他にも意欲的にチャレンジしていますよ。麻雀、そば打ち、バラを育てること……。麻雀は、健脳カフェに集う方々とのコミュニケーションツールとしても大活躍です。

(新井平伊/順天堂大学医学部名誉教授)

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