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女性に多い“隠れ”睡眠時無呼吸症候群に要注意!「肥満」「激しいいびき」の典型例とは異なる

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年9月3日 9時26分

「ところが女性のSASではAHIで見る重症度と、実際の症状や日中の眠気などQOLの低下とは一致しないことがよくあります。そして女性によく見られる気流制限くらいでは、無呼吸や低呼吸が起こっていないのでAHIではカウントされず、SASの診断には至らない。しかし、症状はあるのでつらい。心筋梗塞や脳卒中のリスクも高く、男女の比較試験では、AHIは女性の方が明らかに低いものの、心筋梗塞のリスクは高齢女性では、むしろ高かったとの結果が出ています」

 記者の知人は起床時の頭痛がひどく、いびきがあり、何軒ものクリニックを回って、最終的にSASと診断された。

 女性で痩せ形だったため「SASは太った男性の病気。あなたは違う」と何度か言われたそうだ。

「医師側にもSASに対する間違った認識が根強い。更年期学会やプライマリーケア学会、産婦人科学会レベルで女性のSASを広く周知すれば、診断率も上がると思うのですが、現状はまだまだ。診断がつかない場合、SASを専門で診ている睡眠学会認定施設や睡眠外来の専門病院・クリニック(参考URL=https://jssr.jp/list)を受診することをお勧めします」

 SASを疑う症状としては「多少の差はあれ、いびきがある」「起床時の頭痛」「日中の眠気や倦怠感」「中途覚醒」「息苦しくて目が覚める」が挙げられる。

 なお、治療は男性と同様、CPAP療法という空気を送り込む機器を使っての治療が第一選択となる。

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