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「24時間テレビ」に“旧ジャニーズ不要論”噴出…20年以上続いたメイン司会途絶えて視聴率回復の皮肉

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年9月3日 11時3分

「24時間テレビ」に“旧ジャニーズ不要論”噴出…20年以上続いたメイン司会途絶えて視聴率回復の皮肉

くりぃむしちゅーの上田晋也(C)日刊ゲンダイ

「来年以降、現在のSTARTO ENTERTAINMENT(旧ジャニーズ事務所)との付き合いをいちから考え直す時期に来ているのかもしれません」

 日本テレビ関係者がこう話すのは、8月31日~9月1日に放送された「24時間テレビ47」。その視聴率が明らかになったが、番組全体の平均視聴率は世帯12.5%、個人7.5%、瞬間最高視聴率はマラソンランナーのやす子がゴールした午後8時45分の25.4%と、下降傾向にあった昨年の記録(平均世帯視聴率11.3%、瞬間最高24.8%)から回復する結果となった(数字はビデオリサーチ調べ、関東地区)。

「系列局社員による寄付金横領問題が尾を引く中、それ以上に危惧されていたのが、2003年(第26回)のTOKIOから続いていたメインパーソナリティーの旧ジャニーズ起用が途絶えたことでした。それによって視聴率が激減することも予想されていた。しかしそれも杞憂だったかもしれません」(前出の日テレ関係者)

 今年の司会は、旧ジャニーズのタレントは登場せず、フリーアナの羽鳥慎一(53)、同局の水卜麻美アナ(37)、くりぃむしちゅーの上田晋也(54)の3人だけだった。

 上田は制作発表会見で、「(自分の出演は)今年のアイドル枠と思っていただければ幸いでございます」とボケていたが、結局、旧ジャニーズ勢で出演したのは嵐・相葉雅紀と、BE:FIRSTのSOTAらと“ボーダーレス”なパフォーマンスを見せたKing&Prince高橋海人、「ぐるナイ ゴチになります」で共演するやす子の応援に駆けつけたNEWSの増田貴久だけだった。

「日テレが直前まで交渉を続けていたというSixTONESやSnow Manらの人気グループは結局、出演することはなかった。スタート社が横領問題など、24時間テレビのダークなイメージを嫌ったことが理由といわれています。しかし今まで新人グループの売り出しに協力したり、人気グループ出演のおかげで視聴率を獲得していた両者の蜜月関係は、変わっていくでしょう」(芸能プロ関係者)

 前出の日テレ関係者は続ける。

「なにわ男子がメインパーソナリティーを務めた昨年は、旧ジャニーズがメインを張るようになった2003年以降で最低視聴率だった。昨年、ジャニー喜多川氏による性加害問題がクローズアップされて以降、局内では“旧ジャニーズ不要論”を主張する中堅や若手も多かったのですが、今回の結果を受けてその声はますます強まるでしょう。24時間テレビは、最低でも10%を超えなければ、来年の実施に向けてスポンサーを説得できないといわれていましたが、旧ジャニーズを前面に出さずとも、企画次第で数字は取れることが証明されてしまった」

 やす子の激走が、旧ジャニーズ事務所とテレビ局のズブズブの関係に一石を投じる結果になったと言えそうだ。

  ◇  ◇  ◇

 まともな総括なきまま「強行放送」された今年の24時間テレビを識者が論じた。●関連記事【もっと読む】「何のために放送しているのか」が分からなくなった「24時間テレビ」は来年も放送へ…識者は「何となくの良かったね感」は禁物と苦言…では、早くも言及されている来年の放送について批判している。

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