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阪神・岡田監督「何かあるんやろ」と再び意味深発言…阿部巨人への揺さぶりは通用するのか

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年9月3日 11時47分

阪神・岡田監督「何かあるんやろ」と再び意味深発言…阿部巨人への揺さぶりは通用するのか

阪神・岡田監督と巨人・阿部監督(左奥)/(C)日刊ゲンダイ

「最も手ごわい相手は巨人。2年連続Bクラス、監督も代わって90周年の節目。相当やってくる」

 阪神の岡田彰布監督(66)は今季を迎えるにあたり、こう言って阿部慎之助監督率いる巨人を警戒していた。

 昨季は原巨人相手に18勝6敗1分けと12個もの貯金をつくって18年ぶりのリーグ優勝を手繰り寄せたが、今年は大きな力の差はないと踏んでいたのだ。

 その見立て通り、ここまで両軍の対戦成績は11勝11敗1分けの五分。巨人は2日現在、首位広島に0.5差の2位で、3位阪神はそのライバルに5ゲーム差をつけられている。1日の甲子園での直接対決は1-3で七回降雨コールド負けを喫し、「しゃべる気にもならん。消化試合とちがう。台風の雨やろ?」などと、試合開催とコールドの判断を下した連盟への不満を口にしたのは、強烈な対抗心を抱く巨人に敗れたことも関係しているのだろう。

 実際、岡田監督は巨人戦では挑発めいた言動が目立つ。先発の才木が6回2失点の好投で勝利した8月31日の一戦は、初回に才木が5連打を浴びて2点を失った。二回以降は無失点と立ち直ったが、岡田監督は巨人の初回の連打について、「それは言われへんよ。あんな連打浴びるんやから、なんかあるんやろうな。それは言われへん。ちょっとな。二回からはある程度抑えられたわけやんか」と意味深なコメントをした。

 コーチ経験がある球界OBが言う。

「岡田監督が『なんかある』といったのは、才木のクセを見抜かれるなど、巨人になんらかの対策を立てられていることを示唆していると思う。7月17日の東京ドームでの巨人戦後にも、『選手がベンチのサインを見ていない』と嘆いたうえで、『(ウラでは)凄いことが起きとるんやで。選手かわいそうやから言わんけど』と言及。『凄い』というのは岡田監督の口癖とはいえ、六回1死一塁のカウント2-2から仕掛けたエンドランをものの見事に外されたことを指しているのではないか。三振併殺のリスクを考えると、2-2からエンドランを仕掛けるケースは少ない。意表を突いたにもかかわらず巨人サイドに見破られ、心に引っ掛かったのではないか」

 岡田監督は前任時(2004~08年)から情報戦、心理戦に神経を使ってきた。毎年のように優勝争いを繰り広げた中日の落合博満監督を巡っては、「ベンチでニヤッと笑ったらサインを出した合図」と言っていた。かつて本紙に書き下ろした連載では「カウント2-2から外されたら、ほぼサインを盗まれている」とも。

「捕手出身の阿部監督は現役時代から投手のクセを見抜くことに長けていた。自軍の投手のクセもチェックしてアドバイスをするくらい。当然、岡田監督の采配のクセも考えているだろうし、常に何か仕掛けてくるんじゃないかと考えを巡らせている。岡田監督は意味ありげな発言をすることで、阿部監督に揺さぶりをかけているのかもしれない」(巨人OB)

 巨人との直接対決は残り2試合ながら、CSで戦う可能性はある。手練手管の指揮官が新人監督に仕掛ける“謀略”は功を奏するか。

  ◇  ◇  ◇

 そんな岡田監督だが、このところ球団内での求心力が大暴落している。いったいなぜか。いま阪神で何が起こっているのか。

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