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小泉進次郎が自民党総裁選“本命視”されるナゾ考察が拡散中…ヒントは「小泉構文」にあった?

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年9月5日 9時26分

小泉進次郎が自民党総裁選“本命視”されるナゾ考察が拡散中…ヒントは「小泉構文」にあった?

特殊能力がある?(C)日刊ゲンダイ

《小泉氏が有利と言われる理由》……。9月12日告示、27日投開票の自民党総裁選を巡り、6日に出馬会見を開く予定の小泉進次郎元環境相(43)がTVメディアなどで本命視されているワケについて出所不明の「ナゾ考察」がSNS上で広がっている。

 すでに出馬会見した他の総裁選候補が積極的に持論の政策をぶち上げているのに対し、進次郎はまだ何も掲げていない。菅義偉元首相(75)や若手、中堅議員からの支持を集めている――と報じられているものの、なぜ、「小泉優勢」との声が上がるのか。

 ネット上でみられるのは、《小泉氏が他候補のように世論の賛否の分かれる政策にあえて踏み込んでいないから》との意見だ。

 例えば4日、《税務署パンク》とのワードがX(旧ツイッター)でトレンド入り。河野太郎デジタル相(61)が3日に自身のXで、《年末調整を廃止して、すべての国民に確定申告をしていただきます》(一部抜粋)などと投稿したためで、これを受け、《国民全員が確定申告することになったら税務署の業務が回らなくなる》《今でも確定申告時の税務署は忙しい。これ以上、増えたら税務署の職員は過労死》と反発の声が広がったのだ。

■石破は「金融所得課税」の強化を唱えて賛否の声が続出

「金融所得課税」の強化を唱え、これまた賛否の声が続出したのは石破茂元幹事長(67)だ。同税を巡っては、株式の売却益などに課される税率が一律のため、高所得者の恩恵が大きいとされる。このため、石破は「いかに公正な税制を実現するか。手法はいろいろ議論がある」として検討の必要性を訴えたのだが、《金持ち優遇策を見直す良い機会》《貯蓄から投資を煽りながら課税強化か》《機関投資家などはどうするのか》と意見が分かれる展開となった。

 これに対し、進次郎は総裁選への出馬に意欲を示して以降、河野、石破のように賛否を巡ってネット上で炎上するような発言はみられない。

 金融所得課税の強化については「貯蓄から投資の流れに水を差す。議論するタイミングではない」とかわし、麻生派で裏金作りが行われていた疑いが報道された際も、「関係者の説明がしっかりなされることがまずは大事なことではないか」と他人事のような物言いだった。微妙な政策や党内力学に影響を及ぼす可能性のある案件について、進次郎はトーンを抑えた論評にとどめているわけだ。

 当たり障りのない言葉で真意を隠し、たまに言葉選びを間違えてピントのズレた発言が出てしまう。当たり前のことをゆっくりと繰り返しているだけ――。これが「小泉構文」だが、踏み込んだ政策を掲げるとすぐに党内で叩かれ、潰される自民党総裁選では、この進次郎の“特殊能力”がないと勝てないのではないか。ネット上でみられる「ナゾ考察」が「進次郎優勢」にたどり着いた理由はそこだ。

 果たして鋭い指摘か荒唐無稽の考察か。

  ◇  ◇  ◇

 ●関連記事【もっと読む】では『小泉進次郎「改憲」突然ブチ上げに困惑広がる…SNS《中学生レベルの前文暗記もしていないと思う》と冷ややか』【さらに読む】では『小泉進次郎の総裁選「最有力」報道でSNSに広がる危機感《セクシー解散なんて冗談じゃない!》』など、総裁選を巡る小泉氏の動向を取り上げている。

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