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岸田首相「卒業旅行」第1弾で韓国におねだり…日本からの猛アプローチむげにできず

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年9月5日 16時3分

岸田首相「卒業旅行」第1弾で韓国におねだり…日本からの猛アプローチむげにできず

数少ないオトモダチ(左から岸田首相と韓国の尹錫悦大統領=代表撮影・共同)

 退陣まで1カ月を切った岸田首相が6日から1泊2日で訪韓し、尹錫悦大統領と会談する。思い出づくりの「卒業旅行」の第1弾だ。「ともに酒豪で個人的な相性がいい」(霞が関関係者)ことで知られる日韓2トップだが、レームダック首相の猛アプローチに韓国側は困惑。招かれざる客の来訪対応に追われたという。

 岸田訪韓が正式発表されたのは3日。林官房長官は「両国首脳により再開されたシャトル外交を実践するものだ。来年の国交正常化60周年を見据えた関係のさらなる進展について議論する」と意義を強調したが、取って付けた感がアリアリ。リリースがギリギリまでもつれ込んだのは、韓国側がなかなかGOサインを出さなかったからだ。

「政権の座を降りる首相を迎える尹大統領にメリットはありませんが、日本側からの強い要請をむげにはできない。それでもろもろの調整に時間を要した。飯を食って酒を飲んで『お疲れさまでした』で帰すわけにはいかないので、第三国に滞在する両国民の保護をめぐる協力覚書を結ぶことで着地。事務方レベルの協議は春に終えていて、発表を残すのみでした」(日韓外交事情通)

 卒業旅行の第2弾は22日からの訪米。毎年楽しみにしている国連総会への出席だ。尹も例年参加しており、そこで会えなくはない。おねだりして韓国にまで押しかけるのは、戦後2番目に長い外相経験を鼻にかけた「リアリズム外交」を掲げ、G7広島サミット開催で主要国との「強固な信頼関係」を誇っても、受け入れ先がなかったということ。退陣表明した会見で「遠くの親戚より近くの他人」と力説していたわけだ。

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