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「虎に翼」で“相応に老けた”のは余貴美子だけ? 変幻自在の演技力に《リアルすぎる》と称賛続々

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年9月6日 9時26分

「虎に翼」で“相応に老けた”のは余貴美子だけ? 変幻自在の演技力に《リアルすぎる》と称賛続々

唯一無二(C)日刊ゲンダイ

 9月27日金曜日で最終回。いよいよ終わりが近づいてきた伊藤沙莉(30)主演のNHK朝ドラ「虎に翼」。放送開始直後から好評で、《初めて真剣に見た朝ドラ》《1回でも見逃したくないという気持ちになれた作品》などなど、「トラつば」を熱く支持する視聴者の声は増える一方だ。

「とはいえ、中には《後半になっていろんな要素を詰め込みすぎ》なんて厳しい声も、あるにはあります。ですが、ほぼ誰からも愛された朝ドラといっていいのでは。もっとも《年齢を重ねても登場人物たちがあまりにも老けない》という指摘にだけは、私もうなずける部分はありますけど」と、テレビ誌ライターは笑う。

 伊藤演じる寅子は現在更年期症状に悩む年頃という設定になっているが、伊藤の肌はツヤツヤ。もともと童顔なのもあって、いまだに少女のようにも見える瞬間もある。夫・航一役の岡田将生(35)も前髪に多少白髪を作っているものの、若々しい。弁護士の山田よねを演じる土居志央梨(32)にも《よねさんはもう少し老けさせてもいいかと》という書き込みもネット上にはある。

■《リアルすぎる》と称賛の声

「そんな中、百合を演じる余貴美子さんが見せた見た目の変化には、視聴者から《リアルすぎる》と称賛の声が集まっています。年齢を重ね、認知症の症状が出た百合を、余さんはメイクだけではなく、姿勢、表情、仕草、しゃべり方――全身全霊で表現されています」と話すのは、ドラマウオッチャーで芸能ライターの山下真夏氏だ。

 余貴美子(68)が演じているのは、航一の義母で、寅子の姑にあたる百合だ。当初は寅子やその娘・優未(毎田暖乃=12)と仲良く暮らす姿が描かれていたのだが、次第に物忘れなどの症状が見られるように……。

 あるドラマ制作会社スタッフは「少し前に出た首や、定まらない目つき……最初に登場した頃の百合さんとは別人のようですよね。余さんの演技力については誰もが認めるところですが、それでも夏クールの『新宿野戦病院』(フジテレビ系)のリツコ役とは大違い。仲野太賀さん演じる享をラブホテルに引っ張り込もうとしていた色気ムンムンの熟女と同一人物とは、とても思えません。すごい女優さんです」と感心しきり。

 前出の山下真夏氏は「トラつば放送前には国仲涼子さん主演の朝ドラ『ちゅらさん』が放送されており、そこにも余さんが主要キャストで出演している。2年前に上演された舞台『HANA』で余さんを拝見しましたが、生の余さんはちゅらさん当時からほぼ変ってないような女っぷりと若々しさです。それが百合さんでは、もはや余さんの実年齢より相当上に見えるんですから。改めてその演技力に驚かされています」

 木村拓哉(51)主演の2023年放送のフジ月9「風間公親―教場0―」でも、余は認知症の女性を演じていた。かと思えば、女っけたっぷりの演技もお手のもの。変幻自在の頼もしきベテランは、逆に年齢を感じさせない。

  ◇  ◇  ◇

 好評ながら、やや詰め込み感が強い「虎に翼」。●関連記事【もっと読む】「虎に翼」性転換手術、LGBTQ、夫婦別姓のジェンダー問題描写に《NHKがまた…》と疲弊する視聴者も…では、視聴者が起こしている“胸焼け”について伝えている。

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