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巨人・戸郷 今季初“特攻指令”に腕をぶしたモチベーション 裏には《メジャーは中4日が基本》

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年9月6日 11時53分

巨人・戸郷 今季初“特攻指令”に腕をぶしたモチベーション 裏には《メジャーは中4日が基本》

戸郷翔征(C)共同通信社

 指揮官の“特攻指令”も難なく乗り切った。

 巨人のエース戸郷翔征(24)が昨5日、岐阜で行われたヤクルト戦に、今季チーム初となる中4日で先発。二回以降無安打に抑える好投で7回103球で1安打無失点。3年連続の2ケタ10勝目(7敗)をマークした。

 勝負どころの9月の戦い方として阿部慎之助監督(45)は「これからは戸郷と菅野は中4日起用で回すこともある」と今まで封印していた中4日を解禁すると宣言した。一方の戸郷は涼しい顔で「毎年この時期になると中(登板間隔)を詰めたりして投げさせてもらっているから大丈夫。サウナに入ったり疲労感を抜くこと」とコンディション調整を第一に準備を進めていた。さる球界関係者がこう言った。

「8月は1日の阪神戦に登板したのを皮切りに、中6日で広島、中5日で阪神、中7日で広島、中8日で阪神と、全て優勝争いのライバル相手に投げて、2勝2敗ながら完封勝利2度と奮闘。灼熱の8月に登板間隔が一定じゃなかったことでさえ過酷なのに、そこから今回の中4日にむしろ、腕まくりしていたそうです。優勝争いの中、チームを引っ張るというエースの自覚はもちろんあるでしょう。ただ、他の理由もあるというのです」

 戸郷は4日に「勝つしかない。(広島との首位争いから)抜け出すためには勝ち続けなきゃいけない。何が何でも勝つ」といつにも増して強い意欲を見せていた。前出の関係者が続ける。

「8月に一度、中5日を経験しているが、『いずれ行きたい』と公言しているメジャーは基本的に中4日。予行演習と思えば、疲れたなんて言っていられない。暑かろうが、相手がどこだろうが、中4日でも中5日でも結果を残すタフなカラダとメンタルは、メジャー関係者へのアピールにもなりますから」

 巨人はヤクルトに勝って連敗ストップ。4位DeNAに3タテを食らった広島を抜いて首位に浮上した。3位阪神も3連勝で首位から4位までが4.5ゲームの間にひしめく大混戦。巨人エースの密かなモチベーションは、首位に立った阿部監督にとって心強い。

  ◇  ◇  ◇

 巨人の原動力は戸郷もしかりだが、助っ人たちの活躍も計り知れない。なぜ巨人は「助っ人野手の獲得下手」の汚名を返上できたのか。いったいなにが起きていたのか。フロントの足を引っ張っていた「原前監督の注文」とは。

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