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明石家さんま40年ぶりテレ東出演で大暴れ! 69歳にして“お笑い怪獣”のまま活躍できるワケ(鈴木旭/お笑い研究家)

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年9月10日 9時26分

明石家さんま40年ぶりテレ東出演で大暴れ! 69歳にして“お笑い怪獣”のまま活躍できるワケ(鈴木旭/お笑い研究家)

明石家さんま(C)日刊ゲンダイ

 明石家さんま(69)が40年ぶりにテレビ東京のスタジオに姿を現した。当該番組は、8月29日に放送の「さんまさん!ここで問題です~解答者・明石家さんまvsクイズさん~」。出川哲朗、麒麟・川島明ら出題者たちが出すクイズに唯一の解答者であるさんまが挑戦する、というものだ。

 SNSを賑わすインフルエンサー、パリ五輪の日本代表選手、日本一痛い足つぼ師など、すごい肩書を持つ“クイズさん”にまつわる問題に、さんまが持ち前のトークを展開させながらヒントを引き出していく。ヒコロヒー、霜降り明星・せいや、オズワルドらのガヤも相まって、正解が明かされた後もさんまのしゃべりは止まらない。

 バク宙しながら手裏剣を投げて風船を割る「バク宙手裏剣」を特技とする男性に「そっちの方向に行ったんか~」と苦い顔を見せ、「PGM U-6リトルジュニアゴルフ大会」女子の部で優勝した少女とのパター対決で勝利して子どものように歓喜し(その後、延長戦で勝ちを譲った)、3人のママとトークし老舗スナックの店名を当てるクイズで予想が外れると「夜の女は怖いなぁ~!」と店看板を蹴るそぶりを見せたりする。

 誰であろうと忖度せず、機転の利いたトークと豊かな感情表現で笑いを生み出していくベテランの姿は、まさに“お笑い怪獣”そのものだった。

 昨年7月1日、さんまの誕生日に「あっぱれさんま大先生2023同窓会スペシャル」(フジテレビ)が放送されたのも記憶に新しい。局側の発案ではなく第1期メンバーの山崎裕太らがファンの声を受けて企画を実現させたことからも、いかにさんまや番組が愛されていたかがわかる。

 つい見過ごされがちなのが、70歳を目前にした今もなお第一線で活躍し続けていることだ。昨年、さんまのものまねで知られるほいけんたに取材した折、こちらが「さんまさんの一番すごいところは?」と質問するや否や、「記憶力」と返ってきたのをよく覚えている。

 さんまは自身の番組に出演する若手芸人の情報だけでなく、野球、サッカー、バスケットボールなど、あらゆるスポーツを見て頭にインプットしていく。「そこの情報量まで求められちゃうと無理」とほいは苦笑し、「さんまさんは延々と向上し続けてる」と、いまだ現役のベテランに感服していたのが印象深い。

 前述の「さんまさん!ここで問題です――」でも、さんまは「生で見れるやつ(パリ五輪の競技)は、ほぼ全制覇させていただきました」と語っていた。世の中のトレンドにアンテナを張り巡らせ、知的好奇心を持ち続けていることも“明石家さんま”たらしめているのだろう。

(文=鈴木旭/お笑い研究家)

  ◇  ◇  ◇

 明石家さんまを含めた芸能界の「ビッグ3」は令和の今も健在だ。●関連記事【もっと読む】タモリは特番好評、さんまはテレ東出演が話題、たけしは…かつての「ビッグ3」の現在地…では、3人の今を伝えている。

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