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鉄人・玉鷲「老いてますます盛ん」で幕内の番人継続へ…歴代1位タイ1630回連続出場

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年9月10日 9時26分

鉄人・玉鷲「老いてますます盛ん」で幕内の番人継続へ…歴代1位タイ1630回連続出場

玉鷲(C)共同通信社

 鉄人が角界の「不倒記録」に並んだ。

 今年11月で40歳になる大ベテランの玉鷲は昨9日、佐田の海に敗れ、初日から2連敗。しかし、この日の出場で、元関脇・青葉城が保持する初土俵からの連続出場記録1630回出場に並んだ。

 2004年1月場所の前相撲で初土俵を踏んで以来、本場所を休んだのは22年の新型コロナ感染のみ。これは休場扱いにならず、記録継続というわけだ。

 とにかくケガ知らず、病気知らず。小さいケガでは決して休まず、30代になってからめきめき成長し、2度の優勝を成し遂げた。22年9月場所では37歳10カ月でV。これは歴代優勝力士の最年長記録でもある。

 武器は力強い突き押し。189㌢と上背があり、長い腕から繰り出すノド輪は多くの力士から恐れられている。

 もっとも、さすがに寄る年波には勝てないのか、2ケタ勝利は13勝2敗だった前述の22年9月場所が最後。近年は平幕上位だと大負けして番付を大きく落とし、また徐々に番付を上げて……という傾向が強い。直近の3場所はいずれも7勝8敗と歯がゆい成績だが、それでも年齢を考えれば十分すぎる活躍だろう。

 今年3月には日本国籍を取得。しこ名を同じ「玉鷲一朗」を本名とした。親方株取得のメドが立っていないのでまだまだ引退はできないものの、かといって株を手にするまで“老体”に鞭打って……というほど衰えているわけでもない。

「老兵は死なず、ただ去るのみ」ということわざは、玉鷲には当てはまらない。まだまだ「幕内の番人役」として存在感を発揮しそうだ。

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