《セ優勝争い4強のここがヤバイ》広島先発投手陣に忍び寄る疲労の影…9月は防御率が大幅悪化
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年9月10日 12時3分
大瀬良(C)共同通信社
セ・リーグは首位巨人から4位DeNAまで4.5ゲーム差にひしめく大混戦だ。2位広島と1ゲーム差の巨人は、10日から1勝4敗2分けと苦手とする敵地マツダスタジアムで直接対決。3位阪神もDeNAを甲子園で迎え撃つ。四つ巴の争いを演じる各チームの泣きどころは──。(広島編)
◇ ◇ ◇
2位広島はリーグトップのチーム防御率2.32を誇る投手陣が武器。新井貴浩監督(47)は9月に入り、投手陣のリミッター解除を宣言している。6年ぶりのリーグ制覇へ「状況を見ながら臨機応変にやっていきたい」と語っているのだ。
しかし、9月に入り陰りが見える。6月は1.50だったチームの月間防御率は、7月は2.81、8月は2.38ながら、9月はここまで3.45と1点以上悪化。広島で投手コーチや編成部長などを歴任した川端順氏がこう指摘する。
「自慢の防御率1点台トリオ(大瀬良1.46、床田1.86、森下1.94)を擁する先発投手陣に疲れが見えます。森下は連敗中だし、大瀬良も今季打たれたことのない本拠地マツダスタジアムで本塁打を2本浴びた。広島は他球団より練習量が多いといわれますが、私が投手コーチだった頃は、夏場に先発投手がヘバってきたら、練習量を減らしながら、いかにコンディションを戻せるかを最優先に考えました。広島の9月はまだ暑い。ホームゲームの練習は昼過ぎから午後4時前までで一番暑い時間帯ですから、体調優先です」
5日のDeNA戦では、延長十一回に勝ち越したものの、その裏に左腕・塹江が先頭の佐野に安打を浴び、バトンを受けた松本がオースティンに四球、牧に同点二塁打を許し、2死満塁から伊藤に押し出し四球。痛恨の逆転サヨナラ負けを喫した。救援防御率が12球団唯一の1点台(1.93)の自慢の救援陣もヘバっているのか。
「あの試合は抑えの栗林を使った後だったこともあり、仕方ないところはあります。次の試合はリリーフ陣が1点を守りましたから。新井監督は登板数や球数などをきっちり管理しているので、救援陣はまだ余力を残しているように見えます。とにかく先発陣のコンディションを戻すこと。ただ、残暑が厳しいマツダで6試合を残している巨人の投手陣もきついと思います」とは前出の川端氏だ。
◇ ◇ ◇
そんな広島は今オフ、主力投手の森下、大瀬良、九里の去就問題を抱えている。それらはメジャー挑戦、残留、国内移籍と三者三様で……。
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