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《セ優勝争い4強のここがヤバイ》巨人が決められないバント、出ない適時打の八方ふさがり

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年9月10日 12時10分

《セ優勝争い4強のここがヤバイ》巨人が決められないバント、出ない適時打の八方ふさがり

門脇誠(C)日刊ゲンダイ

 セ・リーグは首位巨人から4位DeNAまで4.5ゲーム差にひしめく大混戦だ。2位広島と1ゲーム差の巨人は、10日から1勝4敗2分けと苦手とする敵地マツダスタジアムで直接対決。3位阪神もDeNAを甲子園で迎え撃つ。四つ巴の争いを演じる各チームの泣きどころは──。(巨人編)

  ◇  ◇  ◇ 

 巨人は1日に4者連続バントを仕掛け、阪神から1点をもぎ取った。巨人の阿部監督は「大きな1勝」と息をついたが、門脇が1ボールからセーフティースクイズ、スクイズを連続で試みるも2度ともファウル。強攻策に切り替え、決勝の中前適時打となった。それでも阿部監督は「結果オーライ。ああいう作戦は今後増えていく。練習してほしい」とバッサリだった。

 9日現在、巨人の犠打成功率は.784でリーグワースト。1位はDeNAで.867、広島は.841だ。巨人OBで評論家の高橋善正氏がこう言う。

「バントを失敗した後に適時打が出ても、想定していた形じゃないので、監督としては喜べないのは当然です。こんなに決まらないなら、打たせた方がいいと思ってしまうが、今年の巨人はここぞの一本が出ないから、阿部監督は犠打を多用したくなるのでしょう」

 高橋氏が指摘するように、今季は得点圏でなかなか適時打が出ない。得点圏打率は優勝を争う4チームの中ではワーストの.234。8日のDeNA戦は球団ワーストを更新する18度目の完封負けを喫した。前日の7日には延長十二回を戦い19残塁。これは球団の歴史上ワースト2位の多さだった。高橋氏が続ける。

「今年はチャンスで畳みかけられない。規定打席に達している丸は、打率はそこそこ(.283)なのに得点圏は.250。吉川も打率.281で得点圏.240。主砲の岡本にしても、本塁打は出ても、得点圏が低い(.265)。打線が勝負弱ければ自然と残塁も増えてくる。バントができない、適時打も出ない八方ふさがりの中、いかに改善できるかがカギを握るでしょう」

  ◇  ◇  ◇

 そんな巨人では今季、ある種の異常事態が起きている。これまで「助っ人野手の獲得下手」と言われていたが、今季は「大当たり」しているのだ。いったい何が起きていたのか。フロントの足を引っ張っていた「原前監督の注文」とは。

●関連記事【もっと読む】…では、それらについて詳しく報じている。

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