1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. スポーツ総合

森保Jに早くも浸透「長谷部誠効果」の中身 欧州組を納得させる説得力で指揮官の悩み一気解消

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年9月10日 18時52分

森保Jに早くも浸透「長谷部誠効果」の中身 欧州組を納得させる説得力で指揮官の悩み一気解消

長谷部誠コーチ(中央)と(左から)守田英正、三笘薫、(右)遠藤航(C)Norio ROKUKAWA/office La Strada

 2026年北中米W杯アジア地区最終予選の第2戦は、ペルシャ湾に浮かぶ島国バーレーンとのアウェー戦(日本時間11日午前1時開始)。

 5日の中国戦を7-0で圧勝した森保ジャパンを支えているのが、昨季限りで現役を引退し、独1部フランクフルトのU21コーチとして指導者人生の第一歩を踏み出した元日本代表主将の長谷部誠(40)だ。

 ドイツでアジア選手最多384試合に出場。日本代表114試合に出場して主将を務めたのが歴代最多の81試合。W杯3回出場のレジェンドが、日本代表コーチに電撃就任したことで「森保ジャパンに大きくプラスに作用している」とサッカー関係者がさらに続ける。

「ポルトガルでプレーしているボランチのMF守田が、バーレーン入りしてから長谷部と何度も話し合いを持っている。守田は1~2月にカタールで開催されたアジア杯がベスト8止まりに終わると『チームとして(選手を)どう動かすのか、どこを狙うのか、もっと明確にすべき』と監督批判めいた発言をやって物議を醸した。が、選手時代に海外経験のない森保監督、イタリア挑戦に失敗したヘッド格の名波コーチ、海外経験のない前田攻撃担当コーチと斉藤守備担当コーチでは、何をアドバイスしても説得力に欠けてしまう。英プレミアの三笘と鎌田、スペインの久保も守田と同意見を持っており、森保監督は『欧州組を納得させる手だてがない……』と頭を悩ませていたそうです。そこで妙案として浮かんだのが、長谷部の代表コーチ入閣だった」

■「4バックから3バック」の思惑も

 森保監督には「W杯アジア最終予選から守備の基本陣形を4バックから3バックに変更したい」という思惑もあった。

 独1部には、23/24シーズンを無敗で優勝したレバークーゼンなど3バック主体のチームは少なくない。長谷部コーチの意見をベースに3バック戦術を構築していけば、一家言のある欧州組も素直に従うだろうーーという計算も働いたようだ。

 森保監督は、22年9月に日本代表がドイツに遠征した際、当時フランクフルトの現役選手だったMF長谷部を「3日間限定の臨時スタッフ」に招き、意見交換をしながら「ハセが現役を引退したらブレーンにしたい」と申し出たともっぱら。

 そして24年6~7月にドイツでユーロが開催された際、森保監督は長谷部とフランクフルト幹部と条件面などの折衝を重ね、「代表活動期の長谷部代表コーチ就任」が実現したといわれている。

 その日本代表は、バーレーン戦前日の現地午後5時から練習開始。選手たちはリラックスした表情でメニューを消化した。

 森保監督は、公式会見で「試合は完全アウェーの難しい戦いになると思いますが、我々は力を最大限に発揮して勝利を目指したい」とコメントした。

  ◇  ◇  ◇

 そんな日本代表の命運を左右する「5人の重要人物」とはいったい誰か。「頭痛の種」とは。いま、チームで何が起きているのか。

●関連記事【もっと読む】…では、それらについて詳しく報じている。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください