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玉城ティナ「鉄オタ道子、2万キロ~秩父編~」旅先の“ありのまま”と向き合う一人旅が心地いい【テレビ 見るべきものは!!】

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年9月11日 9時26分

玉城ティナ「鉄オタ道子、2万キロ~秩父編~」旅先の“ありのまま”と向き合う一人旅が心地いい【テレビ 見るべきものは!!】

玉城ティナ(C)日刊ゲンダイ

【碓井広義 テレビ 見るべきものは!!】

 玉城ティナ主演の連ドラ「鉄オタ道子、2万キロ」(テレビ東京系)が放送されたのは2022年1月から3月だった。

 家具メーカーで営業の仕事をしている大兼久道子(玉城)は、大の鉄道好きだ。出張先で地元の鉄道を楽しむのはもちろん、2日の有休を取って列車に乗り込み、ローカル駅や秘境駅を目指す。

 2年前は、駅舎が民宿を兼ねる函館本線の比羅夫駅に始まり、福島県・会津鉄道の大川ダム公園駅、地下40メートルのトンネルにある新潟県の筒石駅などを訪れていた。

 先週木曜の深夜に流された「秩父編」は2年ぶりの新作の前編だ。開通55周年の西武秩父線に乗り、終点の西武秩父駅で降りた道子は、横瀬駅までのんびりと歩く。途中で小さな滝を眺めたり、アニメの聖地巡りの男女と出会ったりするが、ドラマチックなことが起きるわけではない。

 横瀬駅前の食堂で食べるのも、ごく普通の野菜カレーだ。名所や名物には無関心な道子だが、食堂のおばちゃんの話には耳を傾ける。窓から見える武甲山を削って生まれたセメントが戦後、東京のビルや高速道路の建設を支えたというのだ。

 初めてのホームに降り立った時、必ず「ここ、どこだよ……」とつぶやく道子。その上で、行った先の「ありのまま」と自然体で向き合っていく。そんな道子流一人旅が心地いい。

 後編は12日(木)深夜に放送される予定だ。

(碓井広義/メディア文化評論家)

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