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貴景勝は大関最短復帰が叶わずこのまま「引退」か…親方就任の準備はとっくに万端

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年9月11日 9時26分

貴景勝は大関最短復帰が叶わずこのまま「引退」か…親方就任の準備はとっくに万端

貴景勝(C)日刊ゲンダイ

 矢尽き刀折れ……。

 元大関・貴景勝(28)が大相撲9月場所3日目の10日から休場することが決まった。カド番だった先場所を5勝10敗で負け越し、大関から陥落。関脇の今場所で10勝すれば元の地位に戻れたものの、再出場の予定はなく、最短での大関復帰は事実上消滅である。

 今場所は初日から2連敗。初日の御嶽海戦、2日目の王鵬戦はともに押しても押しきれず、力なく寄り切られた。

 貴景勝は「頸椎椎間板ヘルニアによる神経根症」で2021年5月場所を途中休場。以来、首にバクダンを抱えることになった。

 ベテラン親方が言う。

「頭からぶつかることが多い相撲はもともと首への負担が大きく、近年では霧島や石浦(現間垣親方)、若隆元らが神経根症をやっている。それでも霧島は立ち合いで頭からガツン!と行くタイプではないからまだ何とかなっているが、貴景勝は立ち合いの当たりが生命線。強烈な当たりで相手を下がらせ、その後もガンガン当たって相手を押し込む相撲です。手足が短く、四つ相撲に難がある貴景勝にとって、首のケガは“致命傷”だった」

 平幕でも現役を続ける元大関も少なくないが、貴景勝の場合は「このまま引退だろう」と見る向きが多い。前出の親方も「三役で3場所33勝しての大関復帰が無理なことは、貴景勝自身が一番よくわかっているはず。押せず、組まれたら終わりの現状では平幕下位や十両でも安定した成績を残すのは難しい。そもそも、上位を狙うという目的もなしに現役を続けるタイプにも見えない」と推察する。

 引退後の備えは万全。親方株を取得したともっぱらで、2020年には元大関の故・北天佑の次女と結婚しており、北天佑が遺した相撲部屋も、物件ごとまるまる残っている。株あり、自前の物件ありと、親方就任、そして独立に伴うハードルはすでにクリアしているのだ。

 今日の休場は、土俵を去る決断につながる可能性が高い。

  ◇  ◇  ◇

 そんな貴景勝だが、過去に2場所連続で「優勝に準ずる成績、優勝」を記録しながら横綱になれなかった。いったいなぜか。貴乃花の元弟子だからなのか。日本相撲協会・八角理事長を直撃すると、意外な答えが返ってきた。

●関連記事【もっと読む】…では、それらについて詳しく報じている。

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