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年を取って聞き返すことが増えた…認知症予防のために「補聴器」を

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年9月11日 9時26分

■使いこなすにはトレーニングが必要

 例えば、親や自分が次のことに該当しないだろうか?

●聞き返すことが増えた
●テレビの音が大きい(家族らから指摘を受ける)
●聞こえの問題から、話しかけられていることに気づかない

 もし当てはまるなら補聴器の検討タイミングと言える。

 ただし、補聴器は装着すれば即、聞こえるようになるものではない。

「難聴者は、音の入力が脳にうまく届かない状態が続いています。いきなり補聴器を着けると、脳が慣れていないため入ってくる音をうるさいと感じて不快になり、着けるのが嫌になるでしょう。補聴器にはトレーニングが必要なのです」

 慶応病院聴覚センター及び関連病院で取り入れているのが「宇都宮方式聴覚リハビリテーション」だ。

 済生会宇都宮病院で確立したのでその名がついた。

 最初は補聴器で目標の音量の70%ほどにし、毎日装着して音に慣らしていく。音量は徐々に上げ、3カ月間で100%の音量まで持っていく。

「補聴器がダメだったという方に宇都宮方式聴覚リハビリテーションを行ったところ、95%が補聴器に満足したとのデータもあります」

 メガネと同じようにはいかないところが難しいが、うまく合った補聴器を手に入れ、使いこなせるようになれば、日々の生活、将来の健康度合いが大きく変わるはずだ。

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