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ドジャース大谷 来季日本開幕戦で「投手復帰」のシナリオ 《日本人ファン前で》がMLBの絶対条件

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年9月11日 11時32分

ドジャース大谷 来季日本開幕戦で「投手復帰」のシナリオ 《日本人ファン前で》がMLBの絶対条件

大谷を挟んで談笑する山本(左)と今永(C)共同通信社

 右肩腱板の炎症で負傷者リスト(IL)入りしていたドジャース・山本由伸(26)が日本時間11日、本拠地ドジャースタジアムでのカブス戦で復帰。同じルーキーの今永昇太(31)との投げ合いとなった。

 この日は、大谷翔平(30)、鈴木誠也(30)ともスタメンに名を連ね、2007年のヤンキース(松井、井川)-マリナーズ(イチロー、城島)以来となる、日本人4人の同時出場が実現した。

 ド軍とカ軍は来年3月、日本での開幕戦が予定されている。オープニングゲームが行われる東京ドームでは、大谷が投打の二刀流で復帰し、今永と対戦することになりそうだ。

 エンゼルス時代の昨年9月に右肘靱帯修復手術を受けた大谷は今季、DHで出場しながら、患部のリハビリに励んできた。これまで4度、ブルペン入りするなど、順調な回復ぶりを見せており、一部米メディアが今季中の投手復帰を報じるほどだ。デーブ・ロバーツ監督はさすがに早期復帰を否定したが、「今はスプリングトレーニングの下準備をしている段階」と、早ければ来年2月のオープン戦での実戦復帰を示唆。仮にオープン戦のマウンドに上がらなくても、ライブBPなどの実戦形式の打撃練習に登板して調整し、日本開幕戦に間に合わせるのは決して不可能ではない。日本開幕戦で復帰初登板となれば、球数やイニングは制限されるものの、日本のファンへのお披露目には十分だろう。

 大リーグに詳しいスポーツライターの友成那智氏がこう言った。

「ドジャースが今季の韓国に続いて来年、日本開幕戦を行うのは6年ぶりでさらなる海外市場拡大を狙うMLBの思惑に他ならない。日本での興行で大成功を収めたいMLBにとって、日本のファンの前での二刀流復帰は絶対条件なのです。しかも、今回はドジャースのオーナーグループであるグッゲンハイムが主催するだけに、日本のファンやスポンサー企業に向けたキラーコンテンツを用意するのは当然。MLB同様、大谷と山本を使って球団ビジネスの拡大を図りたいのはドジャースのオーナーグループも同じです」

投げ合う相手は今永が確実視

 日本開幕戦で大谷と投げ合う相手は今永が確実視されている。

 渡米1年目の今永は、ここまでローテを守って、26試合に登板し、12勝3敗、防御率2.99、155奪三振。勝ち星、防御率、奪三振はいずれもチームトップで、左肘の違和感で離脱したエース左腕スティールに代わって投手陣を牽引。ナ・リーグの新人王候補に挙がるパフォーマンスを発揮しているだけに、スティールを抑えて来季の開幕で大役を任される可能性は大いにある。

「今季のカブスのローテのうち、来季の契約が微妙なのはベテラン右腕ヘンドリクス(25年は球団オプション)だけで、他は契約を残している。カブスは今オフのFA市場でサイ・ヤング賞級の投手獲得には動かないとみられており、順当なら今永が開幕投手を務めるはずです」(友成那智氏)

 今季、韓国開幕シリーズで対戦したドジャース、パドレス(ダルビッシュ、松井裕)とも日本人選手が所属した。日本開幕戦で両軍に日本人選手が名を連ねるのは6度目にして初となる。

 日本が盛り上がるのは確実なだけに、MLB、ドジャースの思惑通りになりそうだ。

  ◇  ◇  ◇

 そんな大谷に、26年WBC出場辞退の可能性が浮上している。周囲は「大谷で連覇」とかまびすしいが、いったなぜか。大谷が「絶対に避けたいこと」とは何なのか。

●関連記事【もっと読む】…では、それらについて詳しく報じている。

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