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石川遼が熱望「米ツアー再挑戦」の成否…今年は全米OPも欧州ツアーも予選落ちで険しい道程

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年9月12日 9時26分

石川遼が熱望「米ツアー再挑戦」の成否…今年は全米OPも欧州ツアーも予選落ちで険しい道程

石川遼(C)共同通信社

 まずは賞金を稼ぐことだ。12日開幕のANAオープン(北海道・札幌GC輪厚C)は50回の記念大会。賞金総額がアップされ、優勝賞金は1000万円増の3000万円となった。

 賞金額に敏感なのは2015年覇者の石川遼(32)だろう。13年から5年間フル参戦した米ツアーへの復帰を目指している中、獲得賞金がカギとなるからだ。

 日本ゴルフツアー機構(JGTO)と欧州ツアーの提携により22年から日本の賞金ランク上位3人に翌年のDPワールドツアー(欧州ツアー)の出場権が与えられることになった。そこで有資格者を除くポイントランク上位10人に入れば翌年の米ツアーの出場資格を得られる。

 石川は現在、賞金ランク9位(約3190万円)だが、今週の大会を含めツアー終盤は高額賞金の大会が多い。3位以内へのジャンプアップは可能だ。

 また昨年は、中島啓太(24)が三井住友VISAマスターズ終了時の賞金ランク1位に与えられる米下部ツアーの今季出場権を争う最終予選会の参戦資格を得たが、この予選会でトップ5に入れば米ツアーのメンバーになれる。

「米ツアーへの道はそれだけじゃありません」とツアー関係者が言う。

「10月10日開幕の日本オープン終了時の同ランク上位8人は、24日からの日本開催の米ツアーZOZOチャンピオンシップに出られる。ここで優勝するのが一番の近道。次は、昨年4位の石川がそうでしたが、ZOZOでトップ10に入り、次戦のワールドワイドテクノロジー選手権(メキシコ)に出場して勝つことです。この大会はシード権争いがメインの秋季シリーズなのでバリバリのトップ選手は出ない。優勝のチャンスは広がるが、相手は米ツアー選手ですからね。石川が昨年予選落ちしているようにレベルが低い試合ではない」

 石川は13年のマスターズチャンピオンで、今年の米ツアー・プレーオフシリーズのラスト2試合で2位、4位だった44歳のA・スコットに心酔している。40歳を過ぎても飛距離が伸びているスコットを見ているから、自分の年齢は気にしていないそうだが、今年は全米オープンも国内で行われた欧州ツアーも予選落ち。ユーティリティーやアイアンの精度の低さを痛感した。憧れのベテランと米ツアーで優勝を争う夢を抱くが、その道程は険しい。

  ◇  ◇  ◇

 国内男子ツアーの人気低迷ぶりは悲惨の一言に尽きる。日程は虫食い状態で録画放送がはびこり、コースは低レベル。なぜこんな事態に陥ったのか。いったい誰が「元凶」なのか。

●関連記事【もっと読む】…では、それらについて詳しく報じている。

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