大の里が初日の「あんな相撲」から一転、大関昇進まっしぐら 誰にも文句言わせぬ単独5連勝
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年9月13日 8時3分
大の里(C)共同通信社
気付けば無敗はただ一人--。
今場所での大関昇進を狙う大の里(24)は昨12日の5日目、隆の勝を撃破し、初日から5連勝。同じく無敗だった霧島、琴桜、正代に土がつき、勝ちっぱなしは大の里のみとなった。
大関昇進の目安は「三役で3場所33勝」。直近の2場所で21勝の大の里は12勝が“ノルマ”で、このまま勝ち続ければ文句なしの昇進だろう。
ある角界OBは「今場所の相撲は迷いがない」と、こう続ける。
「初日こそ苦戦したものの、2日目からは人が違ったかのように積極果敢な相撲を取っている。大の里はもともと押し相撲と四つ相撲、どちらも取れる力士。組むにせよ押すにせよ、まず右差しが攻撃の起点になっていた。先場所はその右差しをおっつけで封じられ、9勝6敗と苦戦。ところが今場所は右差しにこだわらず、前に前にと攻めている。流れの中で右を差せれば……くらいの感覚ではないか」
初日は熱海富士を追い詰めながら土俵際で体を入れ替えられ、自ら土俵外に飛び出すような捨て身のはたき込みで勝利。九死に一生を得たものの、審判部からは酷評された。
粂川審判部副部長(元小結琴稲妻)は「大関昇進? あんな相撲ばかりでは(そもそも)勝ち星がついてこないだろうし……」と、“勝ち”でも“価値なし”と言わんばかりだった。
この日のような相撲ならば、審判部も異論を挟む余地なし。場所後の新大関誕生は間違いない、か。
◇ ◇ ◇
そんな大の里の稽古態度について、「師匠の二所ノ関親方が見ている前で、堂々と稽古をサボることもあるくらい。師匠は苦い顔をするものの、部屋の出世頭だからか強くは言わない」とは角界関係者。いったいどういうことなのか。
●関連記事【もっと読む】…ではそれらについて詳しく報じている。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
大の里の大関昇進 今場所「11勝止まり」なら相撲協会どうする? 先場所はまさかの9勝止まり
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年9月9日 9時26分
-
大の里 ちょんまげ大関へ薄氷ながらも大きな白星発進「勝つのと負けるのでは違う」
スポニチアネックス / 2024年9月9日 4時33分
-
【秋場所】大の里〝物言い〟つくも白星発進 大関とりへ「迷うことなく攻めていきたい」
東スポWEB / 2024年9月8日 20時7分
-
《横綱・照ノ富士が休場》で9月場所は「No.2決定戦」に…混戦必至、かき回すのは2人の関脇
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年9月6日 9時26分
-
【秋場所】V本命は大関候補の大の里 秀ノ山親方は夏巡業で確信「スター性を感じさせる」
東スポWEB / 2024年8月28日 6時5分
ランキング
-
1珍事!セパ全3試合で「勝利打点」該当者なし 失策、失策、捕逸…相手のミスで決勝点
スポニチアネックス / 2024年9月12日 22時10分
-
2日本は「本当に脱亜入欧しそう」 2戦”12-0”の無双ぶりに中国記者脱帽「強すぎる」
FOOTBALL ZONE / 2024年9月12日 17時30分
-
347号でも48盗塁でもない 米実況席が絶賛した大谷の“掟破り”行動「全てのルール変えている」
THE ANSWER / 2024年9月13日 4時13分
-
4【巨人・阿部監督一問一答】今季初の大勢回またぎは「もう伝えてありました」鬼門で「すごく大きな3連勝だった」
スポーツ報知 / 2024年9月12日 21時57分
-
5プロ野球実況中継 日本ハム・万波が2ケタも…外野手の見せ場「補殺」減少から見える現代プロ野球の「責任問われない守備隊形」
zakzak by夕刊フジ / 2024年9月13日 6時30分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください