1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. スポーツ総合

【逃げる巨人 セV争い舞台裏】投手ウハウハ、野手は厳冬? 年俸査定も「投高打低」が濃厚か

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年9月13日 11時32分

【逃げる巨人 セV争い舞台裏】投手ウハウハ、野手は厳冬? 年俸査定も「投高打低」が濃厚か

阿部監督とハイタッチの戸郷(C)共同通信社

 最短で、13日にも巨人にマジック12が点灯する。

 12日、2位広島に連勝して迎えた直接対決第3ラウンド。三回に3点を先制すると、投げては先発の戸郷が6回116球無失点の好投で11勝目(7敗)。試合後、「優勝目指して突っ走ります!」と叫んだ。敵地で3タテに成功し、広島を4ゲーム差に突き放した阿部慎之助監督(45)は「大きな3連勝だけど、ムダにすることなく明日からも勝つために頑張りたい」と表情を引き締めた。

 とはいえ、就任1年目Vは目前。こうなると、選手たちにはバラ色のオフが待っているのが恒例だ。阿部監督はかねて「今の位置にいるのは投手のおかげ」と感謝していた。投手陣は年俸大幅アップが見込めるのかーー。さる球界関係者がこう言う。

「8月から登板間隔もバラバラで、優勝を争う広島、阪神ばかりに登板してきたエースの戸郷は一番の功労者。1億8000万円から最低でも3億円、4億円近くまでアップする可能性がある。14勝2敗と完全復活を果たした菅野はMVP級の活躍で、4億円とベースが高くても昇給するともっぱら。9勝の山崎伊は5100万円だから1億円の大台が視野に入る。新鋭の井上もローテに入って7勝。こちらはまだ670万円で4.5倍増の3000万円の攻防もありそう。リリーフ陣は抑えの大勢が右肩を痛めて5、6月の2カ月間も離脱したが、復帰してからフル回転。防御率1.02で25セーブを挙げているだけに、5600万円から大幅増もあるでしょう。頑張った投手陣は優勝の恩恵を受けられると思います」

 対照的に野手陣は厳冬になりそうだという。規定打席に到達しているのは3人だけ。それも丸が打率でリーグ9位、吉川が11位、岡本が16位で上位はゼロ。岡本は打点はトップで本塁打も2位につけているが……。

「今季で長期契約が切れる坂本が見せしめになりそうです。守備の負担が少ない三塁にコンバートしたのに、打率2割4分(.244)ほど。今季で複数年契約が切れるので年俸6億円からの半減もある。今季打線を牽引してきた丸は2億8000万円の2年契約中で年俸変動制だが、大幅に上がることはないんじゃないか。タイトルを取れそうな主砲の岡本でさえ、現在22本塁打で昨季の41本から半減していることで『かなり成績が落ちている』という球団の厳しい評価がある。すでに年俸4億2000万円と高額だけに、こちらも大幅アップはなさそうです」(前出の関係者)

 球団創設90周年で阿部政権1年目の節目の年にリーグ優勝を奪回しても、全員がウハウハというわけではない。成績通り、給料も「投高打低」の格差査定になりそうである。

  ◇  ◇  ◇

 首位をキープする巨人だが、このまま簡単に逃げ切りとはいかない「泣き所」がある。巨人OBで評論家の高橋善正氏が指摘する「決定的な弱点」とはいったい何か。

●関連記事【もっと読む】…では、それらについて詳しく報じている。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください