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やす子快進撃が所属事務所SMAを牽引! かつて“芸人の墓場”と呼ばれ、今やお笑い一大勢力に

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年9月14日 9時26分

やす子快進撃が所属事務所SMAを牽引! かつて“芸人の墓場”と呼ばれ、今やお笑い一大勢力に

やす子(C)日刊ゲンダイ

 やす子(26)が真夏のシンデレラになった「24時間テレビ47 愛は地球を救うのか?」(8月31日~9月1日)。チャリティーマラソンのランナーとして80キロ超を走破。高校まで児童養護施設で暮らしていたことから、33回目を迎えたチャリティーマラソンで初めて「マラソン児童養護施設募金」が開設されると、総額4億3801万円以上を集めた。

 やす子がブレークしたのは、2021年元日に放送された若手芸人の発掘番組「ぐるナイ おもしろ荘」(日本テレビ系)。女性では珍しい元自衛官の肩書がセールスポイントだった。昨年はCM契約が5社、番組出演本数は295本に伸びて(ニホンモニター調べ)、「2023年 上半期ブレイク芸人ランキング」で1位に輝いた(オリコンニュース調べ)。今年は「ぐるぐるナインティナイン」の人気企画「ゴチになります!」、「ヒルナンデス!」(いずれも日テレ系)木曜日のレギュラーメンバーに。「24時間テレビ」の好結果を受けて、所属するSMA(ソニー・ミュージックアーティスツ)の稼ぎ頭になること必至だ。

 SMAは、音楽のソニーミュージック系のお笑い部門として04年に設立。新興事務所だが、「お笑い3冠」といわれるM-1グランプリ、キングオブコント(KOC)、R-1グランプリの王者を生んでいる。これは、社歴110年以上で6000人以上のタレントを擁する老舗の吉本興業以外でSMAだけが達成した快挙。M-1は21年に錦鯉、KOCは12年にバイきんぐ、R-1は16年にハリウッドザコシショウ、翌17年にアキラ100%が連覇している。

 SMAは発足当初、他事務所でクビになった芸人や、ネタのいろはを知らない素人同然も採用したため「芸人の墓場」と揶揄されたが、05年にコウメ太夫(当時は小梅太夫)が「エンタの神様」(日テレ系)でブレーク。東京・豊島区にある50人ほどしか収容できない常設劇場・Beach Vで地下芸人たちが腕を磨いたことで、ライブやテレビ出演が増加。先陣を切って、バイきんぐがマルチタレントとして成功した。

 錦鯉の長谷川雅紀(53)がM-1歴代最年長となる50歳で優勝して号泣すると、審査員を務めていたサンドウィッチマンの富澤たけし(50)、ナイツの塙宣之(46)ももらい泣き。中年世代に、希望と感動を与えたものだ。

「錦鯉がM-1ドリームをつかんだあとに、不器用ながらも一生懸命で、かなりのおバカであるという長谷川さんのパーソナルが浸透して、タレントレベルが跳ね上がった。やす子さんはすでにそのレベルに達しているので、今後はSMAのバーター芸人がどんな爪痕を残していくかがカギ。秋のKOC、年末のTHE WとM-1のファイナリストにSMA芸人が残っている可能性が高まった」(エンタメライターの伊藤雅奈子氏)

 SMAをやす子が牽引している。

  ◇  ◇  ◇

 たくさんの視聴者に感動を与えたやす子だが、その前途に暗雲が立ち込め始めている。●関連記事【もっと読む】やす子「24時間テレビ」での好感度上昇は諸刃の剣…早くも“イジリにくい芸人”になる懸念…では、好感度が高まったが故の「戦いづらさ」がやす子に発生している様について伝えている。

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