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《おじさんイジメ》の日本シニアOPからスコア100前後のアマゴルファーが学べること

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年9月14日 9時26分

《おじさんイジメ》の日本シニアOPからスコア100前後のアマゴルファーが学べること

1オーバー32位の藤田(C)共同通信社

「あんまり年寄りをイジメるなよ」

 こんなボヤキがコースのあちこちから聞こえてくるのが今年の日本シニアオープンだ。

 会場(千葉CC川間C6811ヤード・パー71)のラフは25センチまで伸びているので、長い芝で足首までスッポリ隠れる。第1打を左右に曲げるとボールは真上から見ないと確認できず、1度見つけたボールを見失わないように横に帽子を置いて目印にする選手もいるほどだ。このラフに入れるとパーオンは厳しい。風が3メートル前後と〝大人しい〟のが救いだが、プロでもこんな厳しいセッティングでプレーすることは滅多にない。第1打をフェアウエーに置かないとバーディーは絶望的。それでもドライバーを使う者もいれば、ユーティリティやアイアンで距離を落としても確実にフェアウエーに運ぶなど、コースマネージメントも多様だ。

 ラフ地獄を象徴するミスが出たのは兼本貴司(53)の16番パー4。第1打を左ラフに入れて、アイアンでグリーンを狙うも10ヤードしか前に飛ばず、3打目も花道左のラフへ。4オン1パットのボギーとした。

 アベレージゴルファーも他人事ではない。9月になっても酷暑は続き、5センチぐらいにカットされたラフでも芝の抵抗は強い。ピンまで130ヤード前後を9番アイアンでグリーンセンターを狙うも、ラフから出させずに「ダボ」や「トリ」になるケースは多い。そんなアマチュアには、「今年の大会は参考になる」というのは石井明義プロだ。

「ラフからの打ち方を知っているプロでさえウエッジでフェアウエーに出しているのは、これだけ長いラフだと7番や8番でもグリーンに乗せる確率が低いからです。ボールが半分隠れる程度のラフでもアベレージゴルファーなら欲張らず、芝の抵抗に負けようにウエッジを短く持ってフェアウエーに出してからグリーンを狙うべきです。芝に元気がなくなれば5、6センチ手前から払うように打ってもクラブを振り抜くことはできますが、芝が強い今の時季は無理。100ヤード以内からどうしてもグリーンを狙うなら、ボールをスタンスのやや右に置き、鋭角にクラブを入れる意識を持つ。アッパー打ちは禁物です」

 100を切った、切らないで一喜一憂するアマは、夏場のラフは1ぺナと心得よ。

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