白熱する2冠争い 巨人・岡本和真に残された逆転の芽…ヤクルト村上宗隆より「有利な数」とは
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年9月14日 9時26分
岡本和真(C)日刊ゲンダイ
13日に神宮で対戦した巨人の岡本和真(28)とヤクルトの村上宗隆(24)の2冠争いが白熱している。
初回に村上が2試合ぶりとなる特大の26号3ランをバックスクリーンに叩き込み、22本の岡本を4本差に引き離した。これで71打点とし、70打点の岡本を抜いて、こちらもリーグトップに立った。
神宮が「庭」なのは、むしろ岡本の方だった。13日の試合前までヤクルト戦の打率は.388、8本塁打、20打点。これを神宮に絞ると、9試合で打率.515、5本塁打、11打点の大当たりで、この日も本塁打量産を狙って神宮入りしたものの、3打数無安打に終わった。
村上追撃へ、まだ可能性はある。相性のいいヤクルト戦は残り2試合、そのうち大好きな神宮を1試合残している岡本にはもう一つ“お得意様”がある。巨人が最も多い5試合を残すDeNA戦も打率.300、4本塁打、10打点と相性抜群なのだ。
対する村上は、逆に神宮の巨人戦は試合前まで9試合で打率.071、0本塁打、1打点。安打は2本とも単打で、長打を1本も打っていなかった。
そんな村上も.393、7本塁打、18打点とDeNA戦を得意としているが、残す対戦は2試合。次に相性がいいのは中日戦で.268、6本塁打、14打点だが、中日とも2試合を残すのみである。
岡本は得意のヤクルト戦とDeNA戦を7試合も残すだけに、逆転2冠の可能性は十分残されている。
巨人は2-7でヤクルトに敗れ、マジック点灯はお預け。2位に浮上した阪神に3ゲーム差に迫られた。
◇ ◇ ◇
気を吐く岡本やその他の選手の陰にすっかり隠れてしまっているのが坂本勇人だ。巨人重鎮OBの広岡達郎氏はかねてから「晩節を汚すな」「潔くユニホームを脱ぐべき」などと口厳しく引退勧告をしているが、それでも「もう1年現役続行」が濃厚だという。いったいなぜか。
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