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70年代アイドル伊丹幸雄さんは69歳でも歌手現役!「もう1回、ブレークするのが夢」【あの人は今】

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年9月16日 9時26分

70年代アイドル伊丹幸雄さんは69歳でも歌手現役!「もう1回、ブレークするのが夢」【あの人は今】

1970年代アイドルの伊丹幸雄さん(C)日刊ゲンダイ

【あの人は今こうしている】

 伊丹幸雄さん
 (70年代アイドル/69歳)

  ◇  ◇  ◇

 1972年、「青い麦」(CBS・ソニー)でデビューしアイドル歌手として人気を得た伊丹幸雄さん。80年代には、大人気バラエティー番組「オレたちひょうきん族」(フジテレビ系)の“タケちゃんマン”のコーナーに出演し、当時の若い層にも知られた。伊丹さん、今、どうしているのか。

「最近の若い人は、僕のこと知らないでしょ? 若い人の親より、さらに上の世代じゃないと知らないかもしれませんね。この間は飲み屋の女の子のお母さんがたまたま僕のファンで、女の子がお母さんに電話をしたんで代わって電話に出たら、『え、本当に本人?』って驚いていましたよ(笑)」

 横浜の海沿いを走るみなとみらい線・みなとみらい駅そばにある所属事務所で会った伊丹さん、まずはこう言った。伊丹さん、サービス精神旺盛なんだなぁ。

「若い頃、六本木でよく外タレと一緒になったんです。ロッド・スチュワート、ミック・ジャガー、スティービー・ワンダー、『刑事コロンボ』の俳優ピーター・フォーク……。みんな気さくで、サービス精神旺盛。それを見習ったんです」

 六本木では、毎日飲んで遊んでいた。

「同期の西城秀樹とはよく一緒にいて、彼の実家にも遊びに行くほど仲良しに。彼は人なつっこく楽しい男でね。森昌子チャンや麻丘めぐみチャンと一緒にツアーを回っていたデビュー当初、一緒に鹿児島の宿の大浴場に入ったとき、『女風呂をのぞこう』っていって、男風呂と女風呂を隔てている岩壁みたいのによじのぼったんです。そしたら、あと少し、というところでズルーッと落っこちて(笑)。そんな思い出があります。彼は晩年、何回も脳梗塞をやったでしょ? 1回目の後、六本木でバッタリ会ったから『1年ぐらいゆっくり休んでこい』と言ったんだけど……。リハビリを頑張りすぎたんだろうねぇ」

 伊丹さんは体調はバッチリ。

「50歳前後の頃、大腸ポリープを検査のついでに取ったぐらい。人生は1回、死ぬときは死ぬんだから、クヨクヨしないことですね! 僕は友だちと毎日ワイワイ飲んで、昼間はウオーキングを1時間。家でじっとしていられない性格なんです」

 といっても、毎日遊んでいるわけではなく、歌手として現役。

「長く大手事務所に所属していましたから、アイドル卒業後は俳優として連続ドラマや2時間ドラマ、大河ドラマに出ていました。15年ぐらい前に大手を離れてから、歌手活動を再開し、ライブやホテルのディナーショー……たまに地方の営業を地道にやっています」

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