トランプ氏の認知能力に強い懸念…討論会での発言に精神医学の権威が“赤信号”(シェリーめぐみ)
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年9月16日 9時26分
認知能力を懸念されたトランプ氏(C)ロイター
【ニューヨークからお届けします】
11月に迫った大統領選の討論会が開かれました。ハリス副大統領とトランプ前大統領の舌戦はあらゆる側面から分析・報道されていますが、ある著名な精神医学者がトランプ氏の認知能力に強い懸念を示す記事を発表し、話題になっています。
記事を掲載したのは、長い歴史と権威を誇る総合雑誌「アトランティック」です。著者のリチャード・A・フリードマン氏は、ワイル・コーネル医科大学の臨床精神医学の教授で、多くの医学誌にも寄稿するメンタルヘルスの権威でもあります。
フリードマン氏は、この90分間の討論会は、候補者の認知能力を評価するには格好の材料であるとし、「トランプ氏のパフォーマンスについて、メンタルヘルス専門家であれば、非常に心配するだろう」とコメントしています。
そして、「自分はどちらの候補者にも会ったことはないし、診察したこともないため、特定の医学的診断を下しているわけではない」と断った上で、候補者の語彙力、論理的一貫性、質問に答える能力に特に注目して討論を見ると、2人からは対照的な傾向が見られたといいます。
例えばハリス氏は、政治家にありがちな繰り返しの多さを見せたが、それは言いたい事を強調するためというのは明らかだったとしています。しかしトランプ氏の方は、認知機能が低下している人によく見られる、繰り返しのパターンをいくつか見せたと指摘しています。
78歳のトランプ氏の認知能力などメンタルヘルスに関しては、これまでも多くの精神医学者が様々な可能性を分析してきました。しかし本人からは「認知テストで満点だった」という発表があるのみで、報道もそれ以上の言及は避けてきました。
しかし今回の討論会を受けて、これから投票までの間に、トランプ氏が果たしてアメリカそして世界を統べる大統領にふさわしい精神状態にあるかどうかが、さらに厳しく問われる可能性もあります。
(シェリーめぐみ/ジャーナリスト、ミレニアル・Z世代評論家)
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
【アメリカ大統領選】ハリス氏『機会がある経済を生み出したい』トランプ氏『なぜこれまでの3年半でやらなかった』...テレビ討論会でどんな舌戦が?
MBSニュース / 2024年9月12日 13時28分
-
米大統領候補のハリス氏とトランプ氏の討論会、ハリス氏「勝利」も、なお接戦(米国)
ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年9月12日 11時50分
-
第2回米大統領候補者討論会が終了、ハリス氏に追い風との見方(米国)
ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年9月11日 15時20分
-
情報BOX:米大統領選候補者テレビ討論会の見どころ
ロイター / 2024年9月10日 13時29分
-
ハリス氏、10日の討論へ特訓 宿にこもり、模擬舞台も用意
共同通信 / 2024年9月8日 5時32分
ランキング
-
1「血糖値」下げるつもりが、じつは無意味な習慣4つ 「健康的な面」だけにフォーカスを当ててもダメ
東洋経済オンライン / 2024年9月16日 15時0分
-
2夫の家事に不満は?妻の2人に1人が「迷惑」…「高価な調味料買ってくる」「勝手に食材使われる」
まいどなニュース / 2024年9月16日 16時16分
-
3中国人スタッフ(48)に番組を乗っ取られる前代未聞の大失態…「22秒間の電波テロ」を招いたNHKの致命的な欠陥
プレジデントオンライン / 2024年9月16日 10時15分
-
4この中に1000円台もあるよ!コスパを“超えた”ワークマンの最新&注目スニーカー5選
&GP / 2024年9月16日 19時0分
-
5「イライラや落ち込みが激しくなった」54歳男性が診断された“うつ病ではない”病気の正体
日刊SPA! / 2024年9月16日 15時54分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください