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女子バスケ日本代表は「弱小ジャパン」に逆戻りか…金欠で“世界の経験があるHC”招聘は絶望的

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年9月17日 9時26分

女子バスケ日本代表は「弱小ジャパン」に逆戻りか…金欠で“世界の経験があるHC”招聘は絶望的

ホーバス氏HC復帰要請案は予算不足で断念(C)日刊ゲンダイ

 弱小ジャパンに逆戻りか。

 日本バスケットボール協会は11日、パリ五輪で女子日本代表を指揮した恩塚亨監督(45)が任期満了で退任すると発表。前任でバスケ男子日本代表のトム・ホーバスヘッドコーチ(HC)に復帰を要請する案があったものの、女子の予算不足で断念。男子監督の続投オファーを出しているという。

 ホーバスHCといえば、リオ五輪後の2017年に女子日本代表監督に就任。バスケ女子代表史上初の外国人HCだった。タイムアウト時には日本語で選手を叱咤激励。片言の敬語で鼓舞する姿が一躍話題となった。東京五輪では史上初となる銀メダルを獲得し、その手腕が評価されたが、男子代表監督に〝異動〟し、女子代表を退任。ホーバス政権でアシスタントコーチを務めていた恩塚監督が後を引き継ぐことになったが、パリ五輪は3戦全敗で1次リーグ敗退。ホーバスイズムの継承者は期待外れに終わった。

 恩塚監督は06年からビデオコーディネーター、07年からはアナリスト、17年からはコーチとして代表チームに長く関わってきた。20年近く代表を支えたベテラン指導者でも、トップとなれば別の話。カリスマ性や統率力も求められる。後任について、東野技術委員長はこう言った。

「世界の経験が一番大事。大学リーグ、Wリーグで勝っているからというところではない」

 こう言うからには、経験豊富な外国人指導者が候補に挙がりそうなものだが、海外からのコーチ招聘にはカネがかかる。ホーバスHCの女子監督復帰を予算の問題で断念したところを見ると、HCにかけられる大きな予算は残っていないのだろう。東野委員長は「候補者を挙げた段階。年内に交渉して年始には(新体制で)始められるようにしたい」と話し、後任選びに苦戦している様子。しばらくは国内の「格安指導者」に頼らざるを得ないとなれば、女子バスケに再び冬の時代が訪れることになりそうだ。

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