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真田広之の「恩師と原点」…「SHOGUN 将軍」エミー賞18冠の快挙、米挑戦20年でついに結実

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年9月17日 16時3分

 ハリウッド進出は「洋の東西に壁があるとしたら自分の世代で壊せるんじゃないのか」との志もあったそうで、「それが自分の仕事」とも真田は語っている。エミー賞授賞式ではトロフィーを手にこう挨拶した。

「これまで時代劇を継承し支えてくださった全ての方々、監督や諸先生方に心より御礼申し上げます」

 芸能リポーターの平野早苗さんはこう言う。

「日本で豊富なキャリアがありながらアメリカに渡り、約20年も役者としてコツコツと実績を積み重ねただけではなく、プロデュース業にも携わり、それがエミー賞受賞だなんて、素晴らしいの一言。今年4月にはドジャースタジアムでの始球式に颯爽と登場。背筋をピンと伸ばして、歩く姿はまさにサムライ。満員の観客に向かい一礼する礼儀作法といい、とても誇らしく感じました」

 折しも、1997年に離婚した女優手塚理美との間に生まれた真田の次男で俳優の手塚日南人(28)がSNSに登場し、そのイケメンぶりが話題と報じられた。

「長く取材させていただいた身としては、これから親子共演があるのかも気になるところです」(平野さん)

 現代に生きる“サムライ”が日本の時代劇を世界標準の域に押し上げた。

  ◇  ◇  ◇

 栄誉に輝いた「SHOGUN」だが、それは真田広之の努力のたまものであることはもちろん、撮影現場の層の厚さもプラスに働いたようだ。

●関連記事【もっと読む】真田広之「SHOGUN 将軍」が世界同時配信…二階堂ふみも驚いた日米撮影現場の“彼我の差”…では、日米の「格差」について伝えている。

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