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ポストシーズンで山本由伸に「エース格」の期待も…成否のカギは“もの足りない”大谷次第か

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年9月17日 17時12分

ポストシーズンで山本由伸に「エース格」の期待も…成否のカギは“もの足りない”大谷次第か

山本由伸(C)ロイター/USA TODAY Sports

 ドジャースの山本由伸(26)が日本時間17日、敵地アトランタでのブレーブス戦に登板。

 ここにきてエース右腕グラスノーが痛めていた右肘の回復が遅れたことで今季絶望。左足親指を痛めて離脱しているサイ・ヤング賞3度の左腕カーショーの復帰も微妙で、16日には山本と相性が良かった2番手捕手バーンズが左足親指を痛めて離脱した。山本はレギュラーシーズン終盤からポストシーズンでは「エース格」と期待されているものの、苦しいマウンドを強いられそうだ。

 投手史上最高額の約455億円で入団した山本には超大型契約に見合うパフォーマンスが求められるが、渡米1年目のシーズン終盤の成否は同僚の大谷の援護にもかかっている。

 何しろ、大谷は山本の登板時の打撃が振るわない。山本が登板した15試合は56打数12安打の打率.214、1本塁打、6打点、3盗塁。山本が降板する前に一発を放っているとはいえ、三振は計10個。メッツの左腕マナイア(今季11勝5敗、防御率3.35)、カブス・今永(同13勝3敗、防御率3.03)ら各球団のエース級と対戦するケースが少なくなかったが、メジャー史上初の「50-50」(50本塁打、50盗塁)を目前としている大谷にしては物足りない。

 山本は5月2日のダイヤモンドバックス戦で大谷を休養で欠きながら大量8点の援護をもらい3勝目をマーク。「大谷さんには僕が投げるときに打ってほしいなと思います。僕の試合はあまり打ってないので」と冗談交じりに話したことがあった。これは報道陣へのリップサービスだろうが、投手の台所事情が苦しい今となっては大谷の一発で大量援護を期待するのは当然だ。

 山本と大谷で投打の歯車が噛み合えば、チームを救うことになるが。

  ◇  ◇  ◇

 右肘の負傷でメジャー1年目で早くも躓いた山本だが、ドジャースは最初から山本のコンディションを危惧して「保険」を掛けていた。それは12年455億円の超大型契約の詳細を見れば明らかだという。いったいどういうことか。どんな契約内容になっているのか。

●関連記事【もっと読む】…では、それらについて詳しく報じている。

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