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メダル獲得で生活が激変!近代五種・佐藤大宗が「つらい」こと 「家族サービスもほとんどできず…」【日本代表選手が明かす!パリ五輪㊙ウラ話 】

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年9月18日 11時37分

ーー試合後、達成感を味わえそうですね。

「今回の五輪では、自分がゾーンに入ってベストパフォーマンスを発揮できていれば、どの種目でも間違いなく『スポーツって楽しい』と思えるんだなと、感じました。近代五種は、それを5回も楽しめるんです。他の競技と違って5倍の楽しさを味わうことができるのです。すごく楽しい半面きつさも5倍ですけどね(笑い)」

ーー一般の人にとって馬術や射撃は敷居が高いのでは?

「次回のロサンゼルス大会から馬術に代わってオブスタクルが実施されるので、とっつきやすいと思う。ガンも充電式のレーザーで実弾が出ないので危険性はありません。五種目こなすのが難しければ、水泳、レーザーランの3種目を競う近代三種というのもあるので、まずはそちらから始めてもいいと思います。そこから近代五種のフェンシングとオブスタクルを練習すれば、間違いなく強くなるはずです。今回のパリ五輪を見て、興味を持ってやりたいなと思う人がいれば、社会人の方でも遅くはないので、ぜひ、始めてほしいと思います。初心者の方々と一緒に練習したいですね」

ーー今後の目標は。

「新種目のオブスタクルは初心者なので、ケガをせずにやっていきたいです。まずは2026年に日本で開催されるアジア大会(愛知県安城市)に向けて強化したい。オブスタクルは、伸びしろしかないと思っています。最初は弱いかもしれませんが、『やっぱり、佐藤来たな』というところをお見せしたい。新たなドラマをつくりたいと思いますので、また注目してください」

(聞き手=近藤浩章/日刊ゲンダイ)

  ◇  ◇  ◇

さとう・たいしゅう 1993年10月20日生まれ。青森県青森市出身。青森山田高卒業後、2012年に海上自衛隊に入隊し、翌13年に自衛隊体育学校所属となり、本格的に近代五種を始めた。21年全日本選手権で初優勝。23年W杯ソフィア大会では2位で日本人初の表彰台に立った。

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