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石丸伸二氏インタビュー 迫る解散・総選挙「進次郎さんと野田さん、どちらを刺す方が意味があるか」

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年9月18日 9時26分

石丸伸二氏インタビュー 迫る解散・総選挙「進次郎さんと野田さん、どちらを刺す方が意味があるか」

前広島県安芸高田市長の石丸伸二氏(C)日刊ゲンダイ

「ポスト岸田」を決める自民党総裁選(27日投開票)、政権交代を狙う野党第1党の立憲民主党代表選(23日投開票)が佳境に入っている。早期の衆院解散・総選挙が想定される中、何かと話題のあの人はどう動くのか。7月の東京都知事選で次点となった前広島県安芸高田市長の石丸伸二氏(42)だ。「この先」を聞いた。

 都知事選直後、国政進出について「選択肢としては考える。広島1区。岸田首相の選挙区です」と言及。永田町をザワつかせたが、標的は退陣を表明し、政界の景色は変わりつつある。どこに立つのか、立たないのか。

「全ての選択肢が生きている。総理大臣を目指すことも可能性としてはあるわけですよね、被選挙権があるので。今後の展開次第じゃないですか。例えば自民のトップが(元環境相の小泉)進次郎さん、立民は(元首相の)野田(佳彦)さんになったとしたら、どっちを刺しに行った方が意味があるかとか」

  新首相を選出する臨時国会は来月1日に召集される見通し。9日ごろの衆院解散が見込まれ、参院岩手補選と同日選の「10月15日公示-10月27日投開票」や「10月29日公示-11月10日投開票」などの日程が浮上している。

「出るとして、やることって選挙区を選ぶだけじゃないですか。まず足場をつくって、なんて考えていたら間に合わない。僕が取れる戦略は、知名度出たとこ勝負。話題性を最大の武器にする。政治再建につながる道を選択するという意味では、与野党を問わず、党首との一騎打ち。相手を下すことを目指す。それ自体が国民的関心事になればいい。そのために今、石丸伸二が存在していると思ってますし」

  立憲をめぐっては先月、「次の代表の選挙区で出る。勝ったら僕を党首にしてください。乗っ取ります」と発言。一部議員から猛反発を食らった。

「言うだけタダじゃないですか。向こうに何のコストも払わせていない。総裁選に比べて代表選に対する関心が薄いから、話題作りに使えばいいと思って真剣にトスを上げたつもりなんですけど、マジギレする立民議員とかもいて、ちょっと引きますよね。政治家としては正直すぎて心配。それで国政を担うとかマジか? って。党を盛り上げよう、国に貢献しようというのなら、どんなものもエネルギーに変えて利用すべきなんですよ」

  寄付を原資とする政治資金が2億円ほどあり、財界人の支援もある。石丸新党の立ち上げを警戒される一方、東西対立が深まる日本維新の会への接近も注視されている。創設者の橋下徹元大阪市長(55)から秋波を送られ、対談した共同代表の吉村洋文府知事(49)と意気投合。距離を詰めているように見える。

「維新とは全然近くないし、何か握っているわけでもありません。今さら維新に入るなんて整合性が取れない。だったら新党ですよ。強烈なカリスマ性を持つ橋下さんが〈もういっぺん俺についてこい!〉って言ったら、維新からの合流はあるかもしれないですね。ただ、僕は政治家になりたいわけではない。こだわりもない。政治再建に向けた単なる手段なんです。だけれども、無駄な手は指していないつもりです」

▽石丸伸二(いしまる・しんじ)1982年、広島県生まれ。京大経済学部卒。三菱東京UFJ銀行を経て2020年に安芸高田市長。著書に「シン・日本列島改造論」など。

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