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単なるリバイバルではなかったレコード人気のウラ…今やアーティストもアナログ盤発売が夢

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年9月20日 9時26分

単なるリバイバルではなかったレコード人気のウラ…今やアーティストもアナログ盤発売が夢

若者にもレコードは大人気(RECOCO渋谷のホームページ)

 アナログレコードの人気が再燃するなか、このほど再結成を発表したロックバンド「VINYL(ヴィニイル)」は未発表曲のレコードのリリースを発表。バンド名はレコード盤の主な原材料である塩化ビニールが由来だそうだが、1995年の結成時はCD全盛期。レコード盤での楽曲リリースは初めて。出演したイベントでは、往年の男性ファンから「待っていたぜ!」と声援が響き、女性ファンが感涙という一幕があったそうだ。

「『イカ天』でブレークしたカブキロックスも、デビュー時はCDの時代でレコードを出せなかったので、今のブームに乗ってレコードをリリースしています。ボーカルの氏神一番は『レコード発売の夢がかないました』と大喜びしてますよ」と、音楽関係者は言う。

 こうしたミュージシャンらの要望が相次ぎ、CDなら1カ月以内にプレスできるところ、レコードは工場が混んでいて、プレスまで3カ月待ちになっているという。一般社団法人日本レコード協会によると、2023年の生産金額は1989年以来34年ぶりの60億円超えとなったそうだ。

 東京の渋谷では、プレーヤーに自分で針をレコードに落とし、好きな楽曲を聴くことのできるカフェ「RECOCO(レココ)渋谷」が人気で、若者らが行列をつくることもあるらしい。ビートルズ、マイケル・ジャクソンといった洋楽、80年代アイドルの懐メロにサザンオールスターズなどのJ-POPと、街から流行歌の響きが聞こえなくなって久しいが、令和の時代になってまさかの復活といったところか。

「改めてその良さを確かめる中高年世代だけじゃなく、若者からは音色に温かみがあって、奥深く心地よいという声を聞きます。サブスクなどで、デジタル音しか知らない若者には新鮮で、新しいメディアみたいなものなのでしょう。ジャケットを壁に飾っておしゃれなインテリアとしても人気らしいですよ」(前出の音楽関係者)

 レコードは星野源、あいみょんら現在活躍中のアーティストもこぞってリリース。このブーム、ただのリバイバルではない。

  ◇  ◇  ◇

 昨今、冗談抜きでレコードが話題だ。●関連記事【もっと読む】レコードの魅力とは? もうすぐ100周年の老舗中古レコード店社長に聞いた…では、確かなブームの到来について伝えている。

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