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全勝途切れた大の里 唯一の敗因は「隙とも呼べない隙」…大関昇進目安は持ち越しへ

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年9月20日 11時42分

全勝途切れた大の里 唯一の敗因は「隙とも呼べない隙」…大関昇進目安は持ち越しへ

大の里(右)/(C)共同通信社

 無敗の大の里(24)にまさかの土がついた。

 昨19日の9月場所十二日目の相手は若隆景。立ち合いのもろ手突きから左おっつけを駆使し、あっという間に土俵際に追い詰めた。この時点で勝負あり--と思ったファンは多かったはずだ。

 しかし、若隆景にもろ差しを許すと、徐々に後退。力づくで突き落とそうとするが、それでも相手は落ちない。最後は若隆景を徳俵まで追い込みながら、土壇場で体を入れ替えられ、寄り切られた。

 これで初日からの連勝は「11」でストップ。あと1勝で届くはずだった3場所33勝の大関昇進目安も、翌日以降に持ち越しとなった。

 苦戦した初日の熱海富士戦以降は、圧倒的な相撲で相手を粉砕してきた大の里。敗因は何だったのか。

 若手親方は「隙やミスなどと呼ぶのも可哀想ですが……」と、こう続ける。

「敗因はただ1つ、腰がやや高かったことです。腰が普段より高いがゆえに押しや左おっつけの威力が半減。それでも押し込もうとし、さらに腰が伸びてしまった。若隆景は低い姿勢で相手のふところに潜り込むのが上手く、優勝経験もある実力者。腰高を見逃してくれるほど、甘い力士じゃなかったということです。これが並の力士相手だったら、多少腰が上がろうが最初の攻めで勝負が決まっていたでしょう。大の里は11日目も普段より腰が高かった。疲労なのか、それとも大関とりの重圧なのか……」

 11日目は琴勝峰に勝ったものの、土俵際でもつれる一番。相手の足が先に出ており、九死に一生を得た形だった。

 大相撲には「負けて覚える相撲かな」という格言もある。強い相手にはわずかな隙も命とりになる。大の里にとって、この1敗が良い薬になるのではないか。

  ◇  ◇  ◇

 そんな大の里の稽古態度について、「師匠の二所ノ関親方が見ている前で、堂々と稽古をサボることもあるくらい。師匠は苦い顔をするものの、部屋の出世頭だからか強くは言わない」とは角界関係者。いったいどういうことなのか。

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