巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年9月21日 9時26分
阿部監督(右)/(C)日刊ゲンダイ
あの人が悔しがっているらしい──。
巨人は昨19日のDeNA戦に先発したエース戸郷が8回無失点で12勝目。優勝へのマジックを「8」に減らした。前日に「9」を点灯させた阿部慎之助監督(45)にとって、2002年の原辰徳監督(66)以来、球団では22年ぶりの新人監督のマジック点灯だった。
昨年まで計17年間、指揮を執ったその原前監督は内心複雑ではないか。さる巨人OBがこう言う。
「OBとしてはうれしいだろうけど、前監督としては唇を噛んでいるみたい。ドラフト6位で入団した戸郷をローテに抜擢してエースにしたり、東海大の後輩でもある山崎伊を2ケタ勝てる投手にした(昨季10勝)。現有戦力は自分が見いだしたという自負がありますから」
おまけに2年前のドラフト1位・浅野の台頭が原前監督のモヤモヤを増幅させているようだ。
「22年のドラフト1位は、当時編成面でもトップだった原監督の意向で浅野に決定した。高校生外野手の1位は異例で反対する声もある中、全権だから誰も逆らえなかった。今となっては、高卒2年目で5番打者。岡本を1位指名したのも原監督の意向で、最後まで『オレが見つけた』と言ってました。そもそも3年契約の2年目なのに、2年連続4位の低迷の責任を取るということで、球団に肩たたきされた事実上の“解任”。本来なら集大成は今年で、辞める気なんてさらさらなかったんですから。“慎之助よ、おいしいところを持っていきやがって”といったところでしょう」(同)
とはいえ、である。その前の原第2次政権が終わった15年は真逆だった。さる球界関係者の話。
「現監督の阿部ら主力が高齢化していて、戦力的に落ち目なのは明らかだった。加えて、この年に発覚した巨人選手による野球賭博事件の後始末を全て次の高橋由伸監督に丸投げ。由伸監督が16年から3年間で一度も勝てなかったのは、立つ鳥が跡を濁しまくった原監督の罪だといわれた。やっと岡本らが育ってきたと思ったら3年で由伸から監督の座を取り上げて19年にリーグ優勝。由伸監督だってあの時は、同じことを思ったはずです」
因果応報である。
◇ ◇ ◇
全権を握っていた原前監督が球団を去って、如実に好転したのが助っ人の補強戦略だ。いったいなにが起きていたのか。フロントの足を引っ張っていた「原前監督の注文」とは。
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